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「仕方ない」で終わらせないために。犀星の杜クリニック六本木が用意する、もう一つの選択肢

更新日:2026/08/15
川本 徹

インタビュー

川本 徹

「仕方ない」で終わらせないために。犀星の杜クリニック六本木が用意する、もう一つの選択肢

健康診断で脂肪肝と指摘されても、痛みも自覚症状もないまま、そのままにしている人は多い。

国内で脂肪肝を抱える人は、少なくとも1,000万人以上と推計されている(*1)。

その多くは経過を見てよいものだが、一部は炎症を伴って線維化が進み、脂肪肝炎へと移っていく。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、症状として表れたときには、後戻りしにくいところまで来ていることもある。

だからこそ、その変化を早くつかまえられるかどうかが分かれ目になる。

東京・六本木の「犀星の杜クリニック六本木」は、再生医療を専門とする自由診療のクリニックである。

院長を務める川本徹医師は、大学病院と地域医療の現場で外科を中心に長く診療にあたったのち、保険診療では届きにくい領域を前にして、再生医療にたどり着いた。

手術に踏み切る前の「もう一つの選択肢」は、どこまで持てるのか。

幅広い診療経験を土台にした治療の考え方から、脂肪肝の早期発見まで、話をうかがった。

*1:脂肪肝/NAFLD/NASH(生活習慣病の調査・統計)|日本生活習慣病予防協会(2024年11月22日)

犀星の杜クリニック六本木
川本 徹
川本 徹
院長
1987年に筑波大学医学専門学群を卒業し、同大学院で博士(医学)を取得。筑波大学臨床医学系外科(消化器)講師を経て、2003年に米国テキサス大学MDアンダーソンがんセンター客員講師として、がん治療の研究に携わる。2010年に港区芝でみなと芝クリニックを開院し、外科を軸に幅広く診療にあたってきた。2022年11月、再生医療を専門とする犀星の杜クリニック六本木を開設。FibroScan®を用いた「犀星の杜肝臓ドック」による脂肪肝の早期発見を柱に、脂肪肝に対する幹細胞培養上清液療法や間葉系幹細胞治療、NK細胞を用いた免疫細胞療法などを自由診療で手がける。変形性膝関節症では「年齢だから仕方ない」あるいは「手術しか方法がない」と言われた症状にも、切らずに回復をめざす手術前の「もう一つの選択肢」を診療の方針としている。日本消化器病学会が認定する消化器病専門医(2)。再生医療抗加齢学会 学会員(3)

*2:日本消化器病学会 消化器病専門医名簿
*3:再生医療抗加齢学会 学会員

保険診療の延長線上に、再生医療はあった

カウンターの一角に掲げられた認定証と登録証
カウンターの一角に掲げられた認定証と登録証

―まず、再生医療に取り組むようになった経緯からお聞かせください。

川本:もともとは保険診療が中心で、再生医療とは無縁のところから始まりました。

2010年に東京・港区の芝でみなと芝クリニックを開き、内科や整形外科、皮膚科まで、地域の患者さんを幅広く診てきました。

出身は筑波大学の消化器外科で、私自身はがんの外科を専門にしてきました。

同じ外科でも、隣には臓器移植を扱う領域がありました。

留学から戻った人たちが、血管や組織を再生する研究の話をしていて、そうした世界があること自体は、ずいぶん前から耳にしていました。

ただ、自分の専門とは離れていたので、それがどういうものかは、うまく想像できなかったのです。

開業してからも、しばらくはその世界とは縁がありませんでした。

向き合うきっかけになったのは、日々の保険診療で感じていた行き詰まりでした。

たとえば膝の痛みでは、ヒアルロン酸の注射を続けても、思うように応えきれない方がいらっしゃいます。

注射を重ねるだけでは届かず、最後は手術という話になってしまうこともありました。

そのたびに、もっと手前でできることはないのかと感じていたのです。

2015年から2016年ごろでしょうか、再生医療のセミナーで資料を目にする機会がありました。

思い描いていたような、夢の治療ではなかったのかと、一度は気持ちを引っ込めたほどです。

犀星の杜クリニック六本木 川本 徹院長
犀星の杜クリニック六本木 川本 徹院長

―そこから、実際に再生医療へ足を踏み入れたのは、どのような経緯だったのでしょうか。

川本:転機になったのは、ある知人との出会いでした。

その人は細胞を加工する施設を運営していて、幹細胞の培養上清液をつくっていました。

別の用件で知り合ったのですが、ある日、「外科の先生ですよね。脂肪の組織を採るのを手伝ってもらえませんか」と声をかけられたのです。

聞けば、その脂肪から幹細胞を取り出し、上清液という形にして患者さんに用いているとのことでした。

その手伝いが、再生医療に足を踏み入れる入り口になりました。

ここで、上清液について少し説明させてください。

幹細胞を育てていくと、細胞はその過程で、周りにさまざまな成分を出していきます。

成長因子と呼ばれる、体の修復に関わる物質などです。

それらが溶け込んだ培養液の上澄みが、培養上清液です。

細胞そのものではなく、細胞が育つ過程で生み出した成分のほうを活用する、という考え方になります。

調べていくうちに、幹細胞や上清液をめぐっては、国内外で研究が重ねられていることが分かってきました。

もとは幹細胞ですから、幹細胞に関する論文も、そこから大量に読み込みました。

そうするうちに、保険診療だけでは十分に応えきれない方を支える一つの手段になるのなら、取り入れない手はないと考えるようになったのです。

―クリニックを開くまでには、どのような道のりがありましたか。

川本:最初から再生医療をやろうと決めていたわけではありません。

あくまで保険診療の延長線上にある選択肢として、たどり着いたという感覚でした。

本格的に学び始めたのは、コロナ禍で時間に少し余裕ができた頃です。

学ぶほどに、これは片手間でできるものではないと感じるようになりました。

保険診療と自由診療を同じ場所で行うのは難しいと聞いていたので、場を分けて構えることにしたのです。

そうしたなかで、たまたま六本木で、まだ建築中だった今の物件に出会い、開業を決めました。

再生医療のうち、細胞を用いる幹細胞治療には、国に提出して認められた計画が必要になります。

そこで開業当初は、まず培養上清液を用いた診療から始めました。

その後、幹細胞治療についても、再生医療等提供計画を整えたうえで、少しずつ導入していきました。

当時はまだ、再生医療そのものが国内で広く知られてはおらず、関心を寄せるのは海外から来られる方が中心でした。

それでも、必要とする人に届く形を、少しずつ整えていったのです。

手術の前の「もう一つの選択肢」という考え方

点滴を受けるためのリクライニングチェア
点滴を受けるためのリクライニングチェア

―「年齢だから仕方ない」あるいは「手術しかない」と言われてきた症状に対して、どのような選択肢を示したいと考えていますか。

川本:手術を望んでいる人は、本当はどこにもいないと思うのです。

できることなら、切らずに症状を改善したい。

それが、患者さんにほぼ共通した願いではないでしょうか。

体に大きな負担をかけずにすむなら、それに越したことはありません。

けれども、手術しか方法はないと言われることがあります。

さらに、その手術も難しいと告げられれば、行き場をなくしたように感じてしまうものです。

そこで「仕方ない」と告げることを、私は医者としてできるだけしたくないのです。

今ある医学の知識や技術を持ち寄って、せめて今より少しでも良い状態に近づけられないか。

そう考えたときの一つの方法が、再生医療でした。

手術が、悪くなったところを取り除いたり組み替えたりする方法だとすれば、再生医療は、体が回復しようとする力に働きかけようとするものです。

向かう方向が、少し違います。

だからこそ、手術に踏み切る前に試せることもあれば、手術という道が難しいときの支えになることもあります。

その幅を、できるだけ用意しておきたいと考えています。

―再生医療という選択肢を示すとき、大切にしていることはありますか。

川本治療の手立てを示すことと、その人の話をよく聞くことは、いつも一緒だと考えています。

どんなことに困っていて、何を望んでいるのか。

体のことだけでなく、暮らしや仕事、そして費用の負担といった背景も、人によってさまざまです。

再生医療は保険のきかない自由診療なので、費用の負担は現実にあります。

だからこそ、再生医療という手段があります、とだけ伝えて終わりにはしたくありません。

その方の事情をうかがったうえで、どうすれば納得して進められるのかを、一緒に考えていきます。

再生医療が、いつもその方に合う答えになるとは限りませんし、別の道のほうが向いていることもあります。

そのときどきで、その人に合う形を探していくことを大切にしています。

幅広く診てきた経験を、再生医療の土台に

犀星の杜クリニック六本木 川本 徹院長
犀星の杜クリニック六本木 川本 徹院長

―再生医療に取り組むクリニックは各地にあります。ご自身の診療で大切にしていることは何ですか。

川本:再生医療でやっていること自体は、どの施設もそれほど変わりません。

つくった細胞や上清液を、その人の状態に合わせて投与していく。

その基本は共通しています。

私は十数年、大学で外科を専門にしたあと、一般病院に移り、訪問診療にもあたってきました。

開業してからは外科だけでなく、整形外科や皮膚科も掲げ、救急から高齢者の医療まで診てきました。

一つの臓器や一つの分野に絞らず、さまざまな患者さんを診てきたのです。

私はこれを、村の診療所のような形だと思っています。

困りごとがあれば、まずは何でも診る。

専門の先生が並ぶ街なかに、そういう場所が一つあってもいいのではないか。

そんな気持ちでやってきました。

―その幅広さは、日々の診療でどのように生きていますか。

川本:再生医療は、受けても思うような変化が出ないことがあります。

そんなとき、ほかにどんな手が考えられるかを、その場で一緒に相談できます。

体の状態が急に変わったときにも、医師としてすぐに対応にあたれます。

こうした備えができるのは、幅広く診てきた経験があるからだと思っています。

私の場合は、外科の手術や内視鏡といった技術を持ったうえで、広く診てきました。

一つの専門に深く進むのとも、専門を持たずに広く診るのとも、少し違う立ち位置かもしれません。

どちらが良いという話ではありません。

ただ、外科という軸を持ちながら何でも診てきたことが、再生医療の現場でも支えになっています。

―再生医療に力を注ぐ一方で、保険診療の場であるみなと芝クリニックも続けていらっしゃいます。その理由をお聞かせください。

川本:みなと芝があってこその、犀星の杜だと思っているからです。

再生医療を受ける方も、特別な患者さんというわけではありません。

体のどこかに不安を抱えた、同じ一人の患者さんです。

保険診療で長く患者さんを診てきた経験が、そのまま土台になっています。

実は開業したとき、みなと芝は誰かに任せて手放そうかとも考えていました。

けれども数年やってみて、その大切さをあらためて感じたのです。

日々患者さんを診る現場から離れると、診る力や感覚は、少しずつ鈍っていきます。

土台を保ち続けなければ、その上に立つ再生医療も揺らいでしまいます。

先進的な医療も、足元があってこそ続けられると考えています。

「沈黙の臓器」の変化に早く気づくために

診療の準備を整えるバックヤード。手袋やマスクなど、日々使う備品が並ぶ
診療の準備を整えるバックヤード。手袋やマスクなど、日々使う備品が並ぶ

―先生ご自身、脂肪肝への見方が変わったとうかがいました。どのような経緯だったのでしょうか。

川本:脂肪肝は以前、それほど問題視されていませんでした。

私が医師になった頃は、健診で指摘されても、少し痩せればよい、という程度の受け止めだったのです。

私自身、若い頃に脂肪肝を指摘されたことがありますが、当時は気にとめていませんでした。

見方が変わったのは、肝臓の重い病気を診るようになってからです。

大学で研究に携わっていた頃、脂肪肝を背景に進行した肝臓の病気の標本を、繰り返し目にしました。

単なる状態だと思っていた脂肪肝が、その先で深刻な病気につながる。

そのことを、目の当たりにしたのです。

実際に、そこまで進んでしまった患者さんも診てきました。

そのとき、これは早いうちに気づくことが大切だと、強く思うようになりました。

川本医師の著書『死肪肝』(2022年、幻冬舎)
川本医師の著書『死肪肝』(2022年、幻冬舎)

―脂肪肝を放っておくと、どうなっていくのでしょうか。

川本:脂肪肝は、すぐにどうこうなるものばかりではありません。

ただ、その一部は、炎症を伴う脂肪肝炎へと進んでいきます。

そこからさらに、肝臓が硬くなる線維化が進み、肝硬変や肝がんにつながることもあります。

しかも肝臓は、沈黙の臓器と呼ばれます。

かなり進むまで、自覚症状が出にくいのです。

気づいたときには、後戻りしにくいところまで来ていることもあります。

脂肪肝は、生活習慣病の入り口にあたる状態だと考えています。

放っておくと、その先の深刻な病気の始まりになりかねません。

一方で、脂肪肝と言われた段階であれば、打てる手はあります。

食事や運動の見直しに加えて、内科的な治療で対応できる場合もあります。

難しくなるのは、その時期を過ぎて、線維化が始まってからです。

そこまで進むと、生活の見直しや通常の治療だけでは、対応しづらくなります。

―早く気づくために、クリニックではどのように取り組んでいますか。

川本:当院では、FibroScan®という検査を取り入れています。

フランスで開発された、肝臓の状態を調べる装置です。

肝臓の硬さ、つまり線維化がどのくらい進んでいるかを、体を傷つけずに調べられます。

血液検査だけでは分かりにくい肝臓そのものの状態を、その場で確かめられるのです。

今どの段階にいるのかが分かれば、まだ手を打てるうちに動くことができます。

これを柱にしたのが、犀星の杜肝臓ドックです。

そして、線維化が進んでしまった方には、幹細胞を用いた治療という選択肢もあります。

この領域は国内外で研究が続けられている段階です。

私自身、肝臓の外科に長く携わり、自分も脂肪肝を指摘された一人です。

だからこそ、脂肪肝の段階で気づき、必要なら早めに相談してほしいと思っています。

腸内環境から、全身の健康を考える

施術用のベッドが置かれた処置スペース
施術用のベッドが置かれた処置スペース

―肝臓とあわせて、腸内環境についても発信しています。腸に注目するようになったきっかけは何でしたか。

川本:もともと腸内細菌の研究をしていて、以前から関心がありました。

はっきり向き合うようになったのは、ある研究報告に触れたことがきっかけです。

特定の腸内細菌が、大腸がんに関わっているのではないか、という内容でした。

胃がんに関わる細菌が知られているように、腸にも、がんと結びつく菌があるのではないか。

そう考えると、腸内環境というテーマが、急に切実なものに思えてきたのです。

その話をクリニックの発信で取り上げたところ、腸について一冊にまとめてはどうか、と声をかけられました。

調べてまとめていく過程で、思いがけないことも分かってきました。

腸内環境は、腸のなかだけの問題ではないのです。

腸の状態は、肝臓をはじめ、体のあちこちに影響していきます。

そうして腸の話が、肝臓や再生医療の話ともつながってきました。

―腸内環境を、どのように捉えていますか。

川本:腸内環境は、さまざまな不調との関連が指摘されています。

気分の落ち込みや、糖尿病、アレルギーとの関わりも語られるようになってきました。

腸は、食べたものを受け取り、体の状態を左右する入り口です。

そこを整えることには、幅広い意味があると考えています。

なかでも私が意識しているのは、がんの予防につながる可能性です。

がんは、誰にとっても他人事ではない病気です。

その入り口の一つを腸から遠ざけられるのなら、それは大きな意味を持ちます。

もちろん、腸を整えればすべてが解決するわけではありません。

ただ、日々の食事や生活と地続きのところに、健康を左右する要素があるのは確かです。

だからこそ、腸内環境を診療の一つの柱にしています。

―クリニックでは、腸内環境にどのように取り組んでいますか。

川本:まずは腸内フローラ、つまり腸内細菌のバランスを調べるところから始めます。

どんな菌が優勢かは、人によってかなり違います。

その違いを見たうえで、その人に合った整え方を考えていきます。

腸内では、善玉菌が体に有用な物質をつくり出しています。

こうした、菌が生み出す有用な成分そのものを、ポストバイオティクスと呼びます。

菌を増やすだけでなく、菌が生み出したものを直接補う、という発想です。

効果には個人差がありますし、すべてが確立しているわけでもありません。

だからこそ、一人ひとりの状態を見ながら、慎重に取り入れていきたいと考えています。

患者さん自身が選択できるように

川本医師の著書『結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法』(2022年、アスコム)
川本医師の著書『結局、腸が9割 名医が教える「腸」最強の健康法』(2022年、アスコム)

―がんの早期発見や予防についても相談を受けています。どのように考えていますか。

川本:がんの早期発見は、遺伝子レベルにまで進んできています。

血液などから、将来のリスクをある程度うかがい知る検査です。

ただ、それでどこまで確かなことが言えるかは、まだ発展の途中にあります。

リスクがあると分かっても、ごく小さながんを画像で見つけるのは簡単ではありません。

ですから、まずは自分にどんなリスクがあるのかを知っておくことが、出発点になります。

そのうえで、専門の医療機関で定期的に検診を受けたり、日々の生活で予防を意識したりすることが大切です。

食事や運動といった地道な積み重ねが、やはり土台になります。

そして、心配の強い方には、自分の免疫の力を利用する予防的な選択肢もあります。

私たちの体には、日々生まれる異常な細胞を見張り、取り除こうとする免疫の仕組みが備わっています。

その働きを担う免疫細胞に着目したのが、NK細胞を用いた方法です。

自分の免疫細胞を使って、老化した細胞やがんの芽になりうる細胞に働きかけることが期待され研究が進められています(※4)。

こうした予防的な選択肢もあります。

ただし、一度受ければそれで済むというものではありません。

リスクは年齢とともに変わっていくので、気になる方は折にふれて見直していくのがよいと思います。

犀星の杜クリニック六本木 川本 徹院長
犀星の杜クリニック六本木 川本 徹院長

―最後に、再生医療を考えている方へ、伝えたいことはありますか。

川本:まずは先入観を持たずに、一度話を聞きに来てほしいと思います。

再生医療にできることは、確かにあります。

その一方で、できないこともあります。

どういうもので、何ができて、何ができないのか。

それを知ったうえで、判断してほしいのです。

SNSなどで見聞きした断片だけで決めてしまうと、選べたはずの道を見落としてしまうこともあります。

私は、「再生医療がいい」「こちらを選ぶべきだ」といった勧め方はしません。

何ができるのかを、できるだけ根拠を添えて説明する。

そのうえで、あとはご自身の判断にゆだねます。

これは本来、患者さん自身が選んで決められる医療だと思っているからです。

相談する先も、当院でなくてかまいません。

きちんと取り組んでいるところで、まず話を聞いてみてほしいのです。

そうして選んだ道であれば、納得して進んでいけるはずだと思っています。

※4:効果には個人差があります。がん予防効果は現時点で医学的に確立されておらず、標準的な検診と併用いただくものです。

犀星の杜クリニック六本木 受付
犀星の杜クリニック六本木 受付
インタビューを終えて

川本医師の話から繰り返し伝わってきたのは、目の前の患者に「仕方ない」とは言いたくない、という姿勢だった。

手術しかないと言われ、その手術も難しいと告げられたとき、人は行き場を失う。

そこに、もう一つの道はないか。

その問いを手放さずにいることが、この医師の出発点にあるように見えた。

川本医師の歩みは、一つの分野に絞られてこなかった。大学で外科を専門にしながら、開業後は救急から高齢者の医療まで、幅広く診てきた。

再生医療という言葉から思い浮かぶ華やかさとは、その足取りは少し違う。

保険診療の現場に足をつけたまま、「もう一つの選択肢」をどれだけ差し出せるかを、地道に積み上げてきた歩みだった。

脂肪肝の変化に早く気づくための検査も、腸内環境から全身を考える視点も、その延長線上にある。

再生医療には、まだ分かっていないことも残されている。だからこそ川本医師は、できることとできないことを分けて説明し、判断は患者自身にゆだねる。

勧められるままにではなく、自分で選ぶ。

年齢や手術を理由に諦めかけている人にとって、そう言える相手がいることは、一つの支えになるはずだ。

犀星の杜クリニック六本木について

項目 詳細
クリニック名 犀星の杜クリニック六本木
院長 川本 徹(かわもと とおる)
クリニック紹介 2022年開院。再生医療を専門とする自由診療のクリニック。FibroScan®を用いた「犀星の杜肝臓ドック」による脂肪肝の早期発見を柱に、脂肪肝に対する幹細胞培養上清液療法や間葉系幹細胞治療、NK細胞を用いた免疫細胞療法などを手がける。変形性膝関節症では「年齢だから仕方ない」あるいは「手術しかない」と言われた症状にも、切らずに回復をめざす手術以外の「もう一つの選択肢」を診療の方針としている。
所在地 〒106-0032
東京都港区六本木7-10-1 M’s BILD. 4F-A
アクセス 都営地下鉄大江戸線「六本木駅」7番出口より徒歩3分
電話番号 03-3401-3141
診療時間 月 10:00〜15:00/木 12:00〜15:00/土 10:00〜14:00
休診:火・水・金・日・祝
Webサイト https://saiseinomori-cl.com/
ご予約 完全予約制(電話・メールフォーム)
インタビューした人
加藤俊
株式会社Sacco 代表取締役
加藤俊
株式会社Sacco代表取締役。一般社団法人100年経営研究機構参与。一般社団法人SHOEHORN理事。週刊誌・月刊誌のライターを経て2015年Saccoを起業。 連載:日経MJ・日本経済新聞電子版『老舗リブランディング』、週刊エコノミスト 『SDGs最前線』、日本経済新聞電子版『長寿企業の研究』
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