医療技術の進歩を背景に、整形外科の診療にも痛みを和らげる対症的なケアにとどまらず、その原因を見極め、再発までを視野に入れた関わりが求められるようになっている。
一方で、混み合う外来では一人の患者にかけられる診察時間が限られがちであり(*1)、痛みの本当の原因にまで踏み込みにくいという課題も指摘される。
そうした中で、画像診断と動作分析という2つの見える化を軸に、痛みの原因の特定と再発予防に取り組んでいるのが、茨城県つくば市の「すずらん整形&Lab」だ。
2024年6月の開院以来、整形外科・リハビリテーション科を中心に、MRI・CTや超音波を用いた画像診断、理学療法士との連携によるリハビリ、さらに動作分析や減量治療といった自由診療まで、幅広い手立てで身体の痛みに向き合っている。
院長を務める石井 壮郎医師は、放射線科とスポーツ医学の双方を経て整形外科の診療にあたってきた。
なぜ石井院長は、これほど見える化と予防にこだわるのか。
そこには自身が学生時代、選手として痛みに苦しんだ経験と、整形外科の診療現場で抱き続けてきた問題意識があった。
*1:厚生労働省「令和5(2023)年受療行動調査(概数)の概況」
*2:日本整形外科学会 専門医
Labに込めた構想。研究者としての原点と開業の動機

―クリニック名に「Lab(ラボ)」という言葉を含んでいます。この名前に込めた思いから、お聞かせください。
石井:当院は、つくば市で2024年6月に開院した、整形外科とリハビリテーション科を中心とするクリニックです。
MRIやCT、超音波といった画像で痛みの原因を確かめ、理学療法士と連携しながら、その原因に向けたリハビリを組み立てていくという診療を行っています。
そうした日々の診療と並行して、私が長く続けてきた動作分析の研究にも、同じ場所で取り組んでいきたいと考えてきました。
その2つを1つの場所で両立させたいという思いを、「Lab(研究所)」という言葉に託しています。
もともと医師として向き合いたいと考えてきたのは、痛みが起きてから対処することだけではなく、痛みそのものを未然に防ぐことでした。
私自身、学生時代から野球に打ち込んできたのですが、競技を続ける選手というのは、痛みを抱えていても「上手くなりたい」という思いで練習に向かっていきます。
ところが、肩や肘を痛めて来院された選手に対して、整形外科の外来でお伝えできることは「安静にしましょう」という言葉が中心になりがちです。
休んで痛みが引いても、身体の使い方が変わらなければ、また同じ場所を痛めてしまう。
痛みを抑えるだけでは、選手が本当に望んでいる「怪我をせずに上達したい」という思いには応えきれないと、かねてから感じていました。
痛みが出る前の段階で、怪我をしにくい身体の使い方を身につけてもらうことが大切です。
その仕組みをかたちにしたいという思いから、2008年に筑波大学の大学院へ進み、動作分析の研究を本格的に始めました。
「痛みを予防し、繰り返さないようにしたい」という思いは、研究と診療のどちらにも通じる、私自身の一貫した思いでもあります。

―研究への思いを持ちながら、整形外科医として臨床にも携わってこられました。開業を考えるようになったのは、どのような経緯からでしょうか。
石井:整形外科医としては、肩関節の手術を中心に数多く手がけ、手術にも大きなやりがいを感じてきました。
その一方で、外来診療のあり方には、長くもどかしさを抱いてきました。
混み合う外来では医師一人にかかる負担が大きく、一人の患者さんに向き合える時間がどうしても限られてしまいます。
本来であれば、痛みの原因を丁寧に確かめ、納得していただけるまで説明を尽くしたい。
それでも、限られた時間のなかでは、そうした関わりを十分に実現することが難しい場面が少なくありませんでした。
週の半分は手術、もう半分は外来という日々を重ねるなかで、その思いは年々強くなっていきました。
開業をはっきりと意識するようになったのは、2022年頃のことです。
学会で登壇する機会も増え、手術で対応できる範囲も広がっていく一方で、外来診療のあり方だけは、どうにか変えられないものかと考え続けていました。
そうして行き着いたのが、自分が目指す診療のかたちを、一つのモデルとして示せる場所を自らつくる、という考えでした。
診療の多くをデジタル化して少人数のスタッフでも運営できるようにし、そのぶん医師が一人ひとりの患者さんに十分な時間をかけられる。
そうした仕組みを整えることで、整形外科の診療をより良いものにしていく一助になりたいと考えました。
手術にも引き続き携わりながら、研究を続け、目指す診療を実現する場として開いたのが、このクリニックです。
痛めた肩から始まった問い。動作を「見える化」する研究

―動作分析の研究は、どのような経緯で始められたのでしょうか。
石井:私は小学生の頃から大学を卒業するまで、野球を続けてきました。
もともと内野を守っていましたが、途中で肩を痛めてしまい、外野へ転向したという経験があります。
高校では、あと一歩で甲子園に手が届くところまで進みましたが、その過程でも、肩や肘の痛みと隣り合わせの日々を送っていました。
選手として痛感したのは、「速い球を投げたい」「コントロールを良くしたい」「怪我をしたくない」といった、複数の要素を同時に満たす身体の使い方を知りたい、という思いでした。
実は、どれか1つだけを満たす動作であれば、見つけることはそれほど難しくありません。
速い球を投げるためだけの動作、あるいは肩や肘への負担を減らすためだけの動作は、ある程度わかっています。
ところが、それらをすべて同時に満たす動作となると、答えを出せる人はほとんどいないのではないかと思います。
しかし、選手が本当に知りたいのは、まさにそこなのです。
そうした身体の使い方を、コンピューターの上で導き出せるようにしたい。
それが、私が研究に取り組み始めた動機でした。
2012年には、その理論的な土台がかたちになり、「モーションシンセサイザー」と名づけた仕組みを開発しました。
これは、音楽のシンセサイザーになぞらえたものです。
シンセサイザーは、いくつものつまみを動かして、さまざまな音色を作り出していきます。
それと同じ要領で、速さ、コントロール、身体への負担といった要素を組み合わせ、その人が目指す動作をコンピューター上で作り出していきます。
そして、目指すべき動作とそうではない動作とを重ね合わせ、どこがどう違うのかを目で見てわかるように示していきます。
お手本となる身体の使い方を見える化して伝える、という考え方です。

―当初は大がかりな機材が必要だったものを、スマートフォンで実現しようとされていると伺いました。具体的な取り組みについて教えてください。
石井:2012年の時点では、この仕組みはなかなか世の中には広がりませんでした。
当時、身体の動きを記録するには、専用のモーションキャプチャーという装置が必要で、身体中に多数の目印を貼りつけて撮影する必要があったからです。
また、装置そのものも数千万円規模と高額で、手間も大きく、広く普及するものではありませんでした。
そこで、同じことをスマートフォンの動画で実現できないかという取り組みを進めてきました。
スマートフォンで動作を撮影すると、どの筋肉が使われ、身体のどこに負担がかかっているのかを、画面上で見えるように示すことができます。
正面から撮影した1台分の映像をもとに、人工知能を用いて横から見た動きを推定し、立体的に確認できるようにする工夫も重ねてきました。
たとえば、バスケットボールのフリースローでは、成功した時と外れた時の姿勢を比べることで、重心の沈め方によって成功率が変わっていく様子を示すことができます。
足が地面に固定される動作ほど分析がしやすく、野球の投球やゴルフ、フリースローなどは扱いやすい一方で、フィールドを縦横に動き回る競技については、まだ課題が残っています。
こうした動作分析の研究自体は、さかんに行われるようになってきましたが、私が研究の中心に置いてきたのが、複数の要素を同時に満たす動作を導き出す、という問いへのアプローチです。
このシステムについては、院内での提供開始を目指して、準備を進めているところです(※3)。
*3:2026年5月インタビュー時点、すずらん整形&Lab調べ
MRI・CTと放射線科の経験。画像診断を起点にした整形外科診療

―クリニックでありながら、MRIやCTを備えていらっしゃる点が特徴的です。この環境を整えた背景について、お聞かせください。
石井:当院では、MRIとCTを備えています。
これは、私自身の経歴とも深く関わっています。
2000年に医学部を卒業したのち、はじめの数年は放射線科に身を置き、MRIやCTの画像を読み解く読影という仕事に取り組んでいました。
放射線科で画像の読影を集中的に経験してきた経歴が、整形外科の診療に活きています。
痛みの原因を見極めるうえで、画像から読み取れる情報は非常に多くあります。
レントゲンだけでは映らない病変も、MRIやCTを用いれば確かめられる場合があります。
その読影の経験を診療に生かしたいという思いから、開院にあたってこれらの装置を備えることにしました。
CTについては、撮影に伴う被ばくをできるかぎり抑える工夫を取り入れ、患者さんの負担に配慮しています。
骨の小さな変化も捉えられるよう努め、痛みの原因を見極めることを心がけています。

―超音波を使って、その場で病変を確かめながら治療を行っていらっしゃるとも伺いました。どのような診療なのか教えてください。
石井:もう一つ、私が診療で重視しているのが、超音波(エコー)を用いた「見える化」です。
超音波の画像を見ると、炎症を起こしている部分が色の変化として浮かび上がってきます。
こうした装置が広く使えるようになる以前は、私自身も手で触れて痛む場所に見当をつけ、その辺りに注射を行っていました。
ただ、痛みを感じる場所と炎症の本当の原因となっている部位は必ずしも一致するとは限らないため、狙った場所が原因部位から少しずれていると求める結果に繋がりにくいこともありました。
超音波を用いると、炎症を起こしている部位を画面上で確かめることができます。
患者さんもその画像を一緒にご覧になっているので、「原因はそこだったのですね」と納得していただきやすくなります。
その上で、確かめた部位に狙いを定めて注射を行います。
針が炎症の部位に届いているかをお薬の注入前後に画面で確かめながら、処置を進めていきます。
この超音波を使った見える化も、当院の診療を支える大切な要素になっています。
その場で理学療法士へつなぐ。情報共有を重んじる診療体制

―たとえば、超音波で原因を確かめて注射を行ったあと、どのようにリハビリにつなげていくのでしょうか。
石井:注射による対症的なケアは、その場での対処にとどまることがあります。
身体の使い方や負担のかかり方が変わらなければ、しばらくして同じ場所に炎症が起こり、痛みが戻ってきてしまうことがあります。
ですから、痛みをその場で抑えることと同じくらい、どうすれば再び炎症を起こさずにすむかを考えることが重要になります。
当院では、私が超音波を見ながら注射を行う際、すぐそばに理学療法士が立ち会っており、私と同じ画面を見て、炎症の原因がどこにあるのかをその場で一緒に把握できるようにしています。
そのうえで、「炎症の原因はここにあるので、この部位に負担がかからないような身体の使い方を一緒に考えてほしい」と伝えます。
原因となっている負担を見極め、それを和らげる動作を患者さんに身につけていただく。
そうした再発予防まで含めて、一連の流れとして取り組んでいます。
―医師と理学療法士の情報共有を、特に重視されていると伺いました。その理由について教えてください。
石井:私が診療でとりわけ重んじているのが、この情報共有です。
整形外科の診療では、医師が診察を行い、リハビリが必要と判断すると、理学療法士に引き継ぐという流れが一般的です。
そこで当院では、私のすぐ隣に理学療法士がおり、私が行う施術も、患者さんの反応も、その場で一緒に見てもらう体制をとっています。
患者さんが何に困り、何を望んでいらっしゃるのかも含めて共有したうえで、リハビリの方針を一緒に組み立てていく。
こうした情報共有を、診療の大切な柱として取り組んでいます。
痛みの原因を見極め、それを医師と理学療法士が共有し、再発を防ぐところまで一緒に取り組む。
その積み重ねを通じて、患者さんご自身が身体の使い方を理解していけるよう、関わっています。
待ち時間と手間を減らす。会計・処方・問い合わせの仕組み

―患者さんの時間や手間を減らす仕組みを整えていらっしゃると伺いました。具体的にどのような工夫をされているのでしょうか。
石井:患者さんにとって、待ち時間は大きな負担になります。
なかでも、診察を終えたあとの会計待ちは、なくしたいと考えていた点の一つでした。
当院では、エムスリーデジカル株式会社が提供する「デジスマ診療」という仕組みを導入しています。
これは、予約から問診、受付、会計までを一つにまとめたもので、患者さんはスマートフォンを診察券のように使うことができます。
あらかじめお支払いの情報を登録しておいていただくことで、診察が終わったあとは、会計をその場で待つことなく、そのままお帰りいただけます。
お支払いは後ほど自動で行われ、領収書や診療明細も、データとしてお手元に届きます。
この仕組みは、患者さんの待ち時間を減らすだけでなく、会計に追われる事務スタッフの負担を軽くすることにもつながっています。
導入にあたっては、2022年頃からさまざまな仕組みを比べ、予約も問診も会計も一つで完結できるものを探していました。
こうしたシステムは、少しずつ医療機関に広がりつつあるところだと感じています。
―薬の受け渡しについては、どのような工夫をされているのでしょうか。
石井:一般には、医療機関が処方箋を出し、調剤は院外の薬局が担うという形が広く採られています。
ただ、患者さんの立場からすると、その分の移動や待ち時間が重なってしまいます。
整形外科でお出しするお薬は、種類がある程度限られていることもあり、院内でそのままお渡しするほうが患者さんの負担は小さくなると考え、当院では院内処方という形をとっています。
お渡しの際は、医師と理学療法士、事務スタッフがそれぞれ確認を行い、お薬の取り違えを防ぐとともに、副作用についてもご説明するようにしています。

―電話での対応を取りやめ、チャットでのやりとりに切り替えていらっしゃるとも伺いました。その背景にある考えを教えてください。
石井:これは、スタッフの働き方への配慮から始めたことです。
事務スタッフにとって、一日を通じて鳴り続ける電話への対応は、負担の大きい仕事です。
電話は、かかってくればすぐに出なければならず、目の前の患者さんへの対応が中断されてしまいます。
その点、チャットであれば、まず目の前の患者さんへの対応を終えてから、改めて落ち着いて返信することができます。
導入の際には懐疑的な声もありましたが、実際に切り替えてみると、大きな支障なく運営できることがわかりました。
スタッフが目の前の患者さんに集中できる環境を整えることは、結果として、ご来院された患者さんへの対応の質を保つことにもつながります。
関節を守るための体重管理。痛みの悪循環に根本から向き合う

―整形外科の診療の延長として、減量治療にも取り組んでいらっしゃると伺いました。どのような治療なのか、教えてください。
石井:当院が力を入れているのは、関節を守るための減量治療です。
これは、美容を目的とした痩身とは考え方が異なります。
膝や股関節、足の痛みを、体重という観点から見直していく取り組みです。
整形外科には、体重の増加が膝の痛みに関わっているケースで来院される患者さんもいらっしゃいます。
こうした痛みには、ある悪循環が関わっていることが少なくありません。
体重が増えることで関節に負担がかかり、痛みのために身体を動かしにくくなる。
すると運動量が減って筋力が落ち、その結果さらに体重が増えていく。
この繰り返しのなかで、痛みが少しずつ強まっていきます。
従来の対症的なケアだけでは、痛みを生み出している悪循環そのものには働きかけにくいこともあります。
「体重を落としましょう」「運動しましょう」とお伝えしても、痛みがある状態で身体を動かすのは難しく、思うように進まないことも多いのです。
その悪循環に根本から向き合いたいという思いから、この減量治療に取り組んでいます。
―具体的には、どのように進めていくのでしょうか。
石井:減量を無理なく続けていただくために、いくつかの手立てを組み合わせています。
目指しているのは、ご自身で食事を整えていけるようになっていただくことです。
そのために、カウンセラーが食生活の見直しを継続して支えていきます。
あわせて、身体の外から刺激を与える体外衝撃波や、筋肉に働きかける機器を用いて、痛みがあって動きにくい時期でも筋力を保てるように支えていきます。
こうした複数の手立てを組み合わせながら、関節への負担を軽減し、長期的な視点で関節のケアをサポートすることを目指して、減量治療を組み立てています。
これらは保険診療の枠を超えた取り組みになりますので、用いるお薬や施術についても、体質や状態によって生じうる副作用やリスクを一人ひとりにご説明したうえで、慎重に進めています。
予防医学と再発予防という診療理念。「もう来なくていい」を目指す

―診療全体を通じて、先生が大切にされている考え方について、お聞かせください。
石井:私が一貫して大切にしているのは、予防という考え方です。
できれば、痛みが起こってから対処するのではなく、痛みが起こる前の段階で防ぎたい。
野球をする選手であれば、肩や肘を痛めてしまう前に、怪我をしにくい身体の使い方を身につけてもらえるような、痛みが生じる前の段階での関わりを私はとりわけ重んじています。
もちろん、当院に来院される患者さんの多くは、すでに痛みを抱えていらっしゃいます。
そうした患者さんに対しては、痛みをその場で和らげるだけでなく、なぜその痛みが起きたのかを一緒に確かめ、同じ痛みを繰り返さないための関わりに力を注いでいます。
痛みの原因を見極め、その負担を避ける身体の使い方を身につけていただくことで再発を防ぎ、できるかぎり通い続けなくてもよい状態を目指していく。
これが、私が診療で重んじている姿勢です。
―再発を防ぐために、どのような関わりを大切にされているのでしょうか。
石井:その中心にあるのが、理学療法士による指導です。
私が超音波などで見極めた痛みの原因を、理学療法士がその場で共有し、一人ひとりの身体の使い方や生活に合わせて、避けるべき負担や動作を具体的に指導していきます。
重要なのは、患者さんご自身がご自分の身体との付き合い方を理解し、日々の生活のなかで実践できるようになることです。
医師や理学療法士が関わるのは、診察やリハビリの時間に限られます。
そのほかの時間を、患者さんがご自分で正しく過ごせるようになって初めて、痛みを繰り返さない状態に近づいていきます。
そこまで見据えてサポートしていくことが、私たちの役割だと思っています。
動作も、将来の身体もデータから予測する。診療の先に見据える研究の場

―貴院の今後の展望についてお聞かせください。
石井:長く続けてきた動作分析の研究を、これからさらに前へ進めていきたいと思います。
先ほどお話しした、痛みを防ぐ身体の使い方を見える化する仕組みについても、競技に取り組む方への指導として、まずは院内で役立てていく考えです。
その先では、こうした動きにすれば痛みを防ぎながらパフォーマンスも維持向上していける、という指導にまで踏み込んでいき、いずれはスポーツ医学の研究所のような場所にしていきたいと考えています。
クリニックの名前に「Lab」という言葉を入れたのも、まさにそうした思いからでした。
―最後に、来院を考えている方や、痛みに悩んでいる方へ向けて、メッセージをお願いします。
石井:私が患者さんに願っているのは、将来も健康に歩ける身体を保っていただくことです。
そのために欠かせないのが、未来の健康状態を指標として示すという関わり方です。
たとえば投球動作を分析して、その身体の使い方を続けた場合に生じうる身体への負担の傾向をお伝えする。
あるいは、CTで撮影した身体の画像をもとに、現在の生活習慣を続けた場合に将来的に身体にどのような変化が生じうるかを、傾向としてお示しすることもあります。
数値や言葉で「気をつけましょう」とお伝えするだけでは、なかなか実感が湧きません。
これからの自分の身体の姿を目で見て確かめていただくことで、ご自身の身体と向き合うきっかけにしていただけることがあります。
痛みが起こる前に防ぎ、すでに痛みを抱えている方には、それを繰り返さないための関わりを尽くす。
そうして、ご自分の力で健康な身体を保っていけるよう、お手伝いをしていきたいと考えています。
痛みについて気がかりなことがあれば、どうぞお気軽に相談にいらしてください。

石井院長の語りから一貫して伝わってきたのは、痛みを「その場で抑えるもの」としてではなく、「原因を見極め、繰り返さないようにするもの」として捉える姿勢だった。
選手として肩を痛めた経験から始まった動作分析の研究と、整形外科の外来で抱き続けた問題意識。
その2つは、「痛みを予防し、繰り返さないようにしたい」という同じ思いの上に重なり合っている。
画像で痛みの原因を確かめ、その場で理学療法士と分かち合い、再発を防ぐところまで一緒に取り組む。
会計や処方、問い合わせの仕組みを整えて待ち時間や手間を減らし、そのぶん一人ひとりに向き合う時間を確保する。
関節を守るための減量治療で、痛みを生む悪循環そのものに向き合う。
それらはいずれも、目の前の痛みを和らげるだけでなく、患者が自分の力で健康な身体を保っていける状態を目指すための積み重ねだった。
「見える化」という言葉を、石井院長は繰り返し口にした。
身体の中で何が起きているのか、このままでは未来がどう変わっていくのか。
目に見えないものを目に見えるかたちにして、患者とともに確かめていく。
その先に、痛みが起こる前に防ぐという予防の発想が地続きにつながっている。
クリニックの名に込められた「Lab」という言葉は、診療と研究を一つの場所で両立させたいという構想の表れであり、これから描いていく未来の宣言でもあるのだろう。
画像も、動作も、将来の身体の姿も「見える化」する。
痛みを和らげるその先で、繰り返さない身体づくりに伴走する場所として、すずらん整形&Labは、つくばの地で診療と研究の双方から人の身体に向き合い続けていくはずだ。
すずらん整形&Labについて

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| クリニック名 | すずらん整形&Lab |
| 院長 | 石井 壮郎(いしい たけお) |
| クリニック紹介 | 2024年6月、茨城県つくば市に開院。整形外科・リハビリテーション科を中心に、MRI・CTや超音波を用いた画像診断と、理学療法士との連携によるリハビリで、痛みの原因の特定と再発予防に取り組む。動作分析の研究や、関節を守るための減量治療(自由診療)などにも力を入れ、痛みが起こる前の予防と、繰り返さないための診療を重視して行っている。 |
| 所在地 |
〒305-0812 茨城県つくば市東平塚727-1 |
| アクセス |
つくばエクスプレス つくば駅 徒歩35分 春日三丁目のバス停から徒歩5分 |
| お問い合わせ | 電話対応は行っておりません。予約の変更・問い合わせは、デジスマ診察券アプリ内「お知らせ」のチャット機能、または公式サイトの問い合わせフォームからお願いいたします。 |
| 診療時間 |
午前 7:30〜10:30/午後 12:30〜15:30 ※木曜・日曜・祝日は休診(整形外科の診療) |
| Webサイト | https://www.suzuran-lab.com/ |
| ご予約 | WEB・アプリによる予約(デジスマ診療) |