美容クリニック インタビュー

相談から施術まで、一人の医師が担う。幅広い悩みに応える、みずほクリニックの総合美容医療

更新日:2026/10/04
小松磨史

インタビュー

小松磨史

相談から施術まで、一人の医師が担う。幅広い悩みに応える、みずほクリニックの総合美容医療

なりたい自分に近づきたい。

そう思っても、美容医療にどこか不安を覚え、一歩を踏み出せずにいる人は少なくない。

数ある美容クリニックのなかから、どこで、誰に相談すればいいのか。

迷った経験のある人もいるだろう。

カウンセリングで聞いた話と、実際の施術との食い違い。

そうした不安が、受診をためらわせることもある。

東京都豊島区池袋のみずほクリニックは、美容外科・美容皮膚科を中心に、形成外科や保険診療までを一人の医師が担う、総合美容医療のクリニックだ。

みずほクリニック受付
みずほクリニック受付

院長の小松磨史医師は、形成外科と美容外科の双方で研鑽を重ね、開院から10年あまり、この地で診療を続けてきた。

カウンセリングから施術、その後の経過まで、すべてを自身の手で診ることにこだわっている。

患者さんの「こうなりたい」に、どう向き合うのか。

小松医師の診療の姿勢を聞いた。

みずほクリニック
小松磨史
小松磨史
院長
1994年に札幌医科大学を卒業し、形成外科に入局。1998年に医学博士を取得し、米国フロリダのモフィット国立癌センターで研鑽を積んだ。札幌医科大学形成外科の助教、北海道砂川市立病院形成外科の医長などを経て、2005年から大塚美容形成外科で美容外科の経験を重ねる。2014年、池袋にみずほクリニックを開院した。日本専門医機構認定 形成外科専門医(*1)。日本美容外科学会正会員、医学博士。形成外科と美容外科の双方を土台に、幅広い美容の悩みに向き合っている。

*1:日本形成外科学会 専門医検索

一人の医師が、最初から最後まで診る

みずほクリニック小松磨史院長
みずほクリニック小松磨史院長

―みずほクリニックは、院長お一人で診療する「ワンドクター制」をとっていらっしゃいます。そこにはどのような考えがあるのでしょうか。

小松:カウンセリングをする医師、施術をする医師、その後の経過を診る医師。

これがバラバラであってはいけない、という思いからです。

以前、複数の医師が関わる体制のなかで感じた課題があります。

事前に時間をかけて相談し、方針を決めたはずが、施術の当日になって別の医師が担当し、話が食い違ってしまう。

そういうことも起こり得ます。

患者さんにとって、それは大きな不安の種になります。

ですから私は、最初のご相談から施術、その後の経過まで、すべて自分の目で診るようにしています。

美容医療では、「こうなりたい」という思いが、その方ごとに少しずつ異なります。

そのイメージを、相談から施術まで同じ人間が受け止めることで、思いとのずれを抑えやすくなると考えています。

同じ医師が続けて診れば、その方の希望も、これまでの経過も、頭に入っています。

一度きりで終わらず、何年か越しで通ってくださる方も少なくありません。

通院の積み重ねがあれば、過去にどう相談し、どう進めてきたかを踏まえて、続きを診ていくことができます。

行き違いを防ぎ、責任を持って最後まで向き合える。

それが、ワンドクターにこだわる理由です。

―お一人で診ることには、難しさもあるのではないでしょうか。

小松:一人だけで診ていると、自分の持つ知識や情報が、いつのまにか古くなってしまう恐れがあります。

医療は日々進歩していきますから、学びを止めれば、患者さんに適切な選択肢を示せなくなってしまう。

だからこそ、アンテナを高く保つことを心がけています。

有用だと思えるものがあれば取り入れたいと考え、セミナーには積極的に足を運ぶようにしています。

個人でやっているぶん、これはと思えば、自分の判断ですぐに学びに行けるのは強みです。

取引先から寄せられる情報にも、学ぶべきものが少なくありません。

そうして得たものを吟味し、有用だと思えるものを少しずつ診療に取り入れていく。

一人で診るからこそ、学び続けることだけは怠らないようにしています。

さまざまな悩みに、間口を広く

みずほクリニック待合スペース
みずほクリニック待合スペース

―貴院は「総合美容医療」を掲げ、扱う施術の幅が広いとうかがいましたが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。

小松:美容外科や美容皮膚科だけでなく、形成外科や婦人科形成まで、幅広く手がけています。

逆さまつ毛や眼瞼下垂、腋臭症、アザといった、保険の対象となる診療も行っています。

一つの分野に絞れば、その道を究めやすいのかもしれません。

しかし、患者さんが抱える悩みは、実にさまざまです。

目や鼻、輪郭、肌、体の悩みまで、その一つひとつに応えられるようにしておきたい。

そう考えて、間口を広くとってきました。

同じ「目元を変えたい」というご希望でも、切る方法もあれば、糸や注入で整える方法もあります。

その方に合うやり方を選べるだけの引き出しを、持っておきたいと考えています。

そのぶん、備える機器の種類も多くなります。

院内には、20台を超える機器がそろっています(*2)。

肌のレーザー治療から体の施術まで、目的に応じて使い分けており、どれも長く使われてきたものを選んで導入してきました。

美容の悩みも、保険で対応できる症状も、まずは何でもご相談いただきたいと考えています。

―どのような患者さんが来院されるのでしょうか。

小松:来られるのは女性が中心で、男性はおよそ5パーセントほどです(*2)。

とはいえ、男性の方から美容の相談を受けることもあります。

年代の幅も広く、70代の方から、30代、20代、さらには高校生まで来院されます。

高校生の場合は、二重の相談や、ニキビの治療といった内容が中心です。

親子で来られることも多く、お母さまがお子さんを連れてくることもあれば、その逆もあります。

特定の年代や地域に偏ることなく、どなたにも来ていただける。

それが、私にとって理想的なかたちです。

地域も、池袋の近隣にとどまりません。

関東だけでなく、東北や関西、北海道や九州まで、全国から足を運んでくださる方がいます。

調べに調べたうえで、たどり着いてくださる方も少なくありません。

*2:2026年8月インタビュー時点、みずほクリニック調べ

希望を押し付けず、「こうなりたい」に応える

みずほクリニック小松磨史院長
みずほクリニック小松磨史院長

―患者さんの要望に向き合うとき、大切にされていることは何でしょうか。

小松:患者さんのご要望に応えることが、私のポリシーです。

医師の考えを一方的に押し付けるのは、好みません。

「こうしたほうがいい」と決めてかかるのではなく、その方が望む姿に近づけていく。

それを何より大切にしています。

求めておられることに対して、医師として率直にお伝えすべきことは、きちんとお話しします。

そのうえで、最後はご本人が納得して選べるように、と考えています。

なかには、あまり例のないご相談をいただくこともあります。

そうしたとき、やったことがないからと断ってしまえば、そこで終わってしまいます。

ただ、ご要望の100パーセントは難しくても、6割、7割でも満足していただけないか。

そう考えて、知恵を絞るようにしています。

患者さんのご要望は、いわば一つの課題です。

これをどう解くか、と問いを投げかけてくださる。

その一つひとつに頭を働かせることが、診療の引き出しを増やすことにつながっていきます。

それが、この仕事のやりがいでもあり、難しさでもあります。

―要望を、どのように形にしていくのでしょうか。

小松:まず大切にしているのは、その方が本当に何を求めているのかを、はっきりさせることです。

ご相談のされ方は、その方によってさまざまです。

はっきりした希望をお持ちの方もいれば、まず医師の意見を聞きたい、という方もいらっしゃいます。

希望が明確な方には、それをどう形にできるかを一緒に考えます。

迷っておられる方には、選択肢をお示ししながら、考えを整理するお手伝いをします。

「なんとなく可愛くなりたい」「なんとなく目元をきれいに」と、イメージがふわっとしている方は少なくありません。

そのまま進めてしまうと、思い描いていた姿とのあいだに、隔たりが生まれかねません。

仕上がりは、後から大きくやり直せるものばかりではありません。

だからこそ、どこまでを望まれるのか、どの方向を目指すのかを、一つずつ切り分けて、具体的にしていきます。

ここまではできる、ここからは難しい。

そうしたことも含めて、はっきりとお伝えします。

30年ほどこの仕事を続けるなかで、よくあるご相談であれば、道筋はおおよそ見えるようになりました。

そこから外れたご相談にこそ、じっくりと向き合いたいと考えています。

イメージの解像度を上げていくことが、ご本人の望みに近づく近道になると思っています。

要望に応えるなかで、広げてきた診療の幅

肌のレーザー治療に用いる機器
肌のレーザー治療に用いる機器

―定番の施術だけでなく、少し変わった施術も手がけていらっしゃるとうかがいました。

小松:定番の施術を土台にしたうえで、少し変わった施術も手がけています。

その多くは、患者さんからのご相談がきっかけで生まれたものです。

たとえば、耳の形にまつわる手術があります。

耳を寝かせる手術は以前からありますが、逆に、耳を起こしてほしい、というご相談をいただくことがありました。

耳を起こす手術は、確立された手技として存在していたわけではありません。

それでも、形成外科で培った技術を応用し、工夫を重ねながら、少しずつ形にしてきました。

へその形を整える手術なども、形成外科の頃から続けてきたものです。

一つのご要望が、一つの施術につながっていく。

こうした幅を支えるために、当院は二つのフロアを使い、手術室や幅広い機器を備えています。

―汗の悩みなど、体の症状に関わる施術についても、お聞かせください。

小松:汗の悩みへの治療にも取り組んでいます。

脇の汗はよく知られていますが、顔の汗に悩む方も少なくありません。

化粧が崩れてしまう、といったお声もいただきます。

顔をはじめ、脇以外の部位についても、ご相談をお受けしています。

暑い季節には、汗のご相談が特に増えます。

いびきの治療など、いわゆる美容の枠にとどまらない相談も寄せられます。

一つひとつのご要望に向き合ううちに、気づけば、対応できる幅が広がっていました。

―幅広い施術は、どのように生まれてくるのでしょうか。

小松:特別な秘訣があるわけではありません。

一つひとつのご相談に、どうすれば応えられるかと頭を働かせる、その繰り返しのなかから生まれてきました。

考えを文章に書き留めることも、日々続けています。

書いていると、こういう見方もできる、と気づくことがあります。

患者さんへ伝えたい思いもありますが、それ以上に、自分自身と向き合う時間になっています。

考え続けることが、次の一手につながっていくのだと思います。

形成外科から美容外科へ、二つを土台に

施術や処置を行うスペース
施術や処置を行うスペース

―先生が医師を、そして形成外科を志したのは、どのような経緯だったのでしょうか。

小松:生まれは札幌ですが、中学までは東京の立川で育ち、中学2年のときに北海道の実家へ戻りました。

父は医療の仕事とは縁がなく、医師の家系というわけではありません。

きっかけになったのは、高校の環境でした。

札幌の高校では、まわりに医師の家庭が多く、その空気のなかで、自分も医学部を目指してみようかと考えるようになりました。

医師になった当初から、形成外科や美容外科を志していたわけではありません。

1994年に形成外科へ入局した当時、この分野はまだ発展の途上にあり、これから広がっていくと感じられました。

すでに多くの人が進む道よりも、これから伸びていく場所で力を試したい。

そんな気持ちもあったように思います。

お世話になった先輩の縁もあり、そして、いつか自分の場所を持ちたいという思いも、早いうちからありました。

手術室の様子
手術室の様子

―そこから、美容外科の道へと進まれたのはなぜでしょうか。

小松:まずは形成外科医として、10年ほど経験を積みました。

大学や、北海道各地の病院で、幅広い症例に向き合った時期です。

大学院を終えた頃には、米国フロリダの癌センターで研鑽を積む機会にも恵まれました。

求められる役割も多く、多忙な日々が続きました。

そうしたなかで、いつか独立したいという思いは、次第に強くなっていきました。

育ちが東京だったこともあり、いつかは戻ってみたいという思いも、どこかにありました。

転機は2005年です。

医局の先輩の縁で、美容外科を手がけるクリニックに移りました。

そこで出会った恩師のもとで、美容外科を一から学び直しました。

形成外科で腕を磨いたうえに、美容外科の世界でも広く知られた先生でした。

形成外科と美容外科は、似ているようで、実際にはかなり違います。

その両方をじっくり経験できたことが、私の診療の土台になっています。

そして10年を一つの節目として、2014年、池袋でみずほクリニックを開きました。

流行より、検証されたものを

施術を行う個室
施術を行う個室

―さまざまな機器を備えるなかで、導入の際に大切にされていることは何でしょうか。

小松:私が重んじているのは、長く使われ、検証を重ねてきたものかどうかです。

評判や流行だけで飛びつくことは、しないようにしています。

導入の前には、これまでどのように使われてきたかを、できるだけ確かめるようにしています。

派手さよりも、着実さ。

機器はあくまで道具ですから、大切なのは、それをどう使い、その方に合わせられるかだと考えています。

―世の中では、出たばかりの機器ほど期待を集める傾向にあります。この点は、どうお考えでしょうか。

小松:有用だと判断できるものは、取り入れます。

ただ、古くからあるものの中にも、求める方がいるものもあります。

かつて広く使われていたのに、流行が去り、扱われなくなった施術があります。

しかし、それを求めて、わざわざ探して来てくださる方がいます。

みんなが手放していったものの中にも、求める方のいるものがある。

そう感じることは、少なくありません。

そうした声がある限り、私は残しておきたいと考えています。

評判のものを取り入れながら、以前からある施術も手放さない。

そうしていくと、対応の幅は、むしろ広がっていきます。

施術の潮流も、この30年で移り変わってきました。

かつては大きく切る手術が中心でしたが、糸を使う施術や注射による方法など、体への負担が少ないものが好まれるようになっています。

一方で、しっかりと変化を求める方に向いた施術も、変わらず必要とされています。

どちらか一方に偏るのではなく、その方に合うものを選べるように、幅広く備えておく。

それが、長く診療を続けるうえで、大切なことだと思っています。

クリニック選びで、大切にしてほしいこと

エックス線撮影に用いる装置
エックス線撮影に用いる装置

―美容クリニックを選ぶとき、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

小松:美容医療を受けるとき、どこで、誰に頼めばいいのか、迷う方は少なくありません。

美容医療そのものに、不安な印象を持たれている方もいます。

だからこそ、信頼できる相手を、ご自身で見極めて選んでいただきたいと思います。

まずお伝えしたいのは、いくつかを見比べて、じっくり選んでいただきたい、ということです。

そのとき、カウンセリングで医師自身がきちんと説明しているかを、見ていただきたいと思います。

当院では、私が責任を持って、最初から直接お話しするようにしています。

説明を尽くし、費用のことも含めて、納得いただいたうえで進めることを、大切にしています。

もう一つ、大事にしていただきたいのが、ご自身の直感です。

どこか引っかかる、迷いが残る。

そう感じたときは、その場で決めず、一度持ち帰っていただく。

ほかの医師の意見を聞いてみる。

それも、後悔しないための、大切な選択だと思います。

身支度を整えるパウダールーム
身支度を整えるパウダールーム

―最後に、悩んでいる方へメッセージをお願いします。

小松:美容の悩みは、人それぞれです。

思い切った決断のこともあれば、ちょっとした気がかりのこともあります。

どんなことでも、まずは気軽にご相談いただければと思います。

女性の方だけでなく、男性の方も、若い方から年配の方まで、年代や性別を問わず、幅広くお受けしています。

どこに相談すればいいか分からない、そんな美容の悩みも、一度お聞かせください。

形成外科と美容外科の双方を続けてきた経験を生かして、その方に合う方法を、一緒に探していきたいと思います。

一人ひとりの「こうなりたい」に、これからも丁寧に向き合っていきます。

みずほクリニック廊下
みずほクリニック廊下
インタビューを終えて

「みずほ」は、瑞穂の国、つまり日本を思わせる言葉だという。

ロゴにあしらわれているのは、しなやかにしなる一本の稲穂だ。

実りを支えながら、風を受けても折れずにしなう。

その姿は、小松院長の診療のありようと、どこか重なって見えた。

一つの分野に絞り込むのではなく、間口を広くとる。

定番の施術を土台にしながら、患者さんの思いがけない要望にも、形成外科と美容外科の双方で培った技術で応えていく。

断らずに向き合ううちに、対応できる幅は少しずつ広がってきたという。

カウンセリングから施術、その後まで、すべてを一人で担うのも、患者さんの「こうなりたい」を最後まで見届けたいからだ。

流行を追いかけるのではなく、時間をかけて確かめられたものを選び、求める人がいる限り、以前からのものも手放さない。

取材を通して感じたのは、目の前の一人に向き合い続ける姿勢だった。

池袋の一角で、みずほクリニックは誰かの「こうなりたい」に耳を傾けている。

みずほクリニックについて

みずほクリニックについて
項目 詳細
クリニック名 みずほクリニック
院長 小松磨史(こまつ きよし)
クリニック紹介 2014年開院。美容外科・美容皮膚科を中心に、形成外科や保険診療まで、一人の医師が一貫して担う総合美容医療のクリニック。定番の施術から、要望に応えるなかで広げてきた幅広い施術までを備え、年代や性別を問わず、美容の悩みに向き合う。
所在地 〒171-0014
東京都豊島区池袋2-2-1 ウイックスビル4階
アクセス 各線「池袋駅」西口C6出口 徒歩1分
電話番号 03-3987-1161
診療時間 10:00〜19:00(完全予約制)
夜間診療枠 20:00〜21:00(診察・相談のみ)
年中無休
Webサイト https://mizuhoclinic.jp/
公式メディア Instagram
https://www.instagram.com/mizuhoclinic/
ご予約 完全予約制。Web・LINE・電話で受付。
インタビューした人
加藤俊
株式会社Sacco 代表取締役
加藤俊
株式会社Sacco代表取締役。一般社団法人100年経営研究機構参与。一般社団法人SHOEHORN理事。週刊誌・月刊誌のライターを経て2015年Saccoを起業。 連載:日経MJ・日本経済新聞電子版『老舗リブランディング』、週刊エコノミスト 『SDGs最前線』、日本経済新聞電子版『長寿企業の研究』
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