「目の前が真っ暗になった」脳梗塞を経験した医師だから届けられる。再生医療とリハビリの両輪で伴走するふくとみクリニックの脳卒中再生医療
ある日突然、身体が動かなくなる。言葉が出なくなる。記憶が飛ぶ。
脳卒中という病は、前触れもなく人生を変えてしまうことがある。
これは高齢者だけの病気ではなく、10代の若年層から、働き盛りの30〜50代まで、誰にでも起こりうるものなのだ。
脳卒中の後遺症に対して、骨髄幹細胞を使った再生医療と理学療法士によるリハビリを組み合わせ、症状の改善を目指す医療を13年以上にわたって続けているのが、脳卒中再生医療センター「医療法人大雅会 ふくとみクリニック」の理事長を務める福富康夫医師だ。
民間の医療機関としていち早く脳卒中再生医療を開始した福富医師自身も、44歳のときに小脳梗塞で倒れた経験を持つ。
自身の父親を脳卒中で亡くしており、医師として、患者として、そして家族を脳卒中で失った者として、幾重にも重なる経験を通じて、福富医師が脳卒中再生医療に込めている思いと、その先に見据える夢について話を伺った。
「目の前が真っ暗になる」脳卒中が突きつける現実と、院長が一貫して寄り添う再生医療

―はじめに、貴クリニックについて教えてください。
福富:当クリニックでは、脳梗塞や脳出血の後遺症にお悩みの方を対象に、脳卒中再生医療とリハビリを提供しています。
大きな特徴は、患者様一人ひとりに寄り添ってオーダーメイドで治療とリハビリを行う点です。
最初のカウンセリングから治療、リハビリの個別指導、そして3ヶ月・6ヶ月・1年検診までの約16ヶ月の全期間を、私自身が一貫して担当します。
リハビリメニューについては、自宅で実践可能なものも含めて、一人ひとりの回復状態に合わせたものを考案します。
再生医療においては、民間医療機関の立場でいち早く、厚生労働省の再生医療等提供計画番号を取得しました。
2012年から2025年時点まで、累計214名の方が治療を受けられています。(※1)
また、法律に基づいてより適切に再生医療を提供する体制を強化するため、2016年には医療法人大雅会 特定認定再生医療等委員会を設立しており、これは民間医療機関としては先駆的な認定となりました。
―約16ヶ月という期間をかけて、カウンセリングからリハビリまでオーダーメイドで行うとのことですが、脳卒中再生医療とリハビリを並行して行うことの重要性について教えてください。
福富:再生医療は決して魔法ではないので、治療を行ったからといってすぐに体が動くようになるわけではありません。
たとえば、生まれたばかりの赤ちゃんは脳に修復すべき損傷がないにもかかわらず、最初から歩くことはできませんよね。
寝返り、ハイハイ、つかまり立ち、よちよち歩きと段階を踏みながら、脳が「歩く」という動作を学習していきます。
これは、脳卒中再生医療についても同じです。
出血や梗塞によって損傷を受けた脳の機能に対し、再生医療のアプローチを行い、まず神経や血管の修復を行います。そしてその後に改めて動き方を学習していくプロセスが必要であり、それがリハビリの役割となります。
つまり、脳卒中再生医療とリハビリは切り離すことのできないものなのです。

―脳卒中を発症するとどうなるのでしょうか。特に、働き盛りの世代が倒れた際に直面する実情について教えてください。
福富:脳卒中とは、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血を総称した呼び名です。
「卒中」には突然機能を失うという意味があり、出血や梗塞などの原因で脳の機能を突然失った状態を脳卒中といいます。
この病気を発症すると、ある日突然、体が動かなくなります。
手足が動かなくなったり、言葉が話せなくなったり、そのほかに記憶が飛んでしまうこともあります。
脳卒中は高齢者に多いイメージがあるかと思いますが、10代の若い世代でも、誰もが発症し得る病気です。
なかでも30〜50代の働き盛りの方が発症した場合、家族のために一生懸命働いていた中で突然倒れ、動けなくなり、仕事もままならなくなって、場合によっては会社を辞めなければならない、そんな現実に直面します。
同時に、こころも大きなダメージを受けます。
私自身、2013年に小脳梗塞で倒れた経験があるのですが、そのときの感覚を一言で表すなら「目の前に大きな壁がバーンと立ちはだかっている」ようなものでした。
目の前が真っ暗で、どうすれば先に進めるかも分からず、ただひたすらに不安を感じていました。
特に辛かったのは、今まで当たり前にできていたことができなくなることです。
人は成長の過程で、できなかったことが少しずつできるようになる経験を積み重ねていきます。
逆に、できていたことができなくなるという経験は、多くの人がしたことがありません。
だから、頭ではわかっていても腹の底では理解できず、大きな壁となります。
―その「壁」は、治療を通じて少しずつ崩していくようなものなのでしょうか。
福富:壁ですから、簡単には崩れないというのが正直なところです。
リハビリをしてもうまく動かせないし、身体は痛いし、先が見えない。
状況が思うように進まず、当クリニックにいらっしゃる方が多いです。
そこでの私たちの役割は、まず小さくてもいいからその「壁」に穴がないかを一緒に探すことだと思っています。
見つかったら、治療とリハビリによってその穴を少しずつ大きくしていき、最終的にその穴から壁を通り抜けられるようにしていく。
これが、私たちが提供している脳卒中再生医療のイメージです。
※1:2012年から2025年における累計患者数。医療法人大雅会 ふくとみクリニック調べ
「あるべきものを、あるべきところへ戻す」骨髄幹細胞で神経を修復する治療の仕組みと医療哲学

―脳卒中再生医療とはどのような治療なのでしょうか。
福富:当クリニックの脳卒中再生医療は、患者様の骨髄幹細胞を採取して培養し、点滴投与することで、脳卒中で傷んだ神経や血管を修復・再生させます。
よりイメージできるよう、仕組みを簡単にお話しします。
まず、幹細胞をわかりやすく言うと「細胞の修理屋さん」のようなもので、体の中で壊れた細胞を修復する働きを持っています。
この幹細胞は生まれつき体内に存在していますが、年齢を重ねるごとに少しずつ減っていくのです。
そこで、幹細胞を取り出して培養し、しっかりと数を増やしてから体に戻すというのが基本的な仕組みとなっています。
また、患者様ご自身の骨髄幹細胞をご自身の血清で培養するというこの仕組みがあるからこそ、拒絶反応やアレルギーが起こる可能性を極めて低く抑えることができます。
―貴クリニックの医療方針である「あるべきものを、あるべきところへ戻す」につながってくるのですね。この方針を掲げられているのはなぜですか。
福富:私が小児外科で勤務していたとき、恩師から「子どもは自分の力で治っていくのであって、医師はそれを手伝っているにすぎない」と何度も聞きました。
医療が治しているのではなく、人間が本来持っている“生きる力”を信じ、それを手助けすることこそが医師の役目だと。
逆に、人間が自ら治そうとしているところに必要のないことをしたら、かえって回復を妨げる場合があるかもしれない。
だから、あるべきものはあるべき場所に戻して、そうでないことはしないのが私の根本にある考え方です。
もう一つ、「親族にできない治療はしない」という私の信念も関係しています。
私は、自分自身や妻、子ども、親などの親族にできない治療はしません。
私は「なかったものを入れる」といった治療を自分の親族にはしたいと思いません。
だからこそ「本人のものを用いて良質の骨髄幹細胞を培養すること」にこだわり、培養に必要な幹細胞や血清も徹底して患者様のものを使っています。
「ここで終わらせない」後継者育成と未来への想い

―培養設備を院内にお持ちであることも貴クリニックの特徴の一つですが、なぜ院内で培養を行っているのでしょうか?
福富:正直、外部の業者に委託して培養してもらうことも可能ですし、その方がコストを抑えることができます。
それでもあえて院内で行っているのは、高い品質を保つためです。
骨髄の細胞に、振動や温度変化、時間の経過、細菌の混入といったストレスが少しでもあると、本来できたはずの培養ができなくなることがあります。
ですから、採取してから培養するまでの間、細胞にはできるだけストレスをかけたくないのです。
もし外部に送って培養したのちに届けてもらうとなると、移送の時間や環境の変化を伴うことになります。
しかし、院内に設備があると採取してすぐに培養を開始できますし、培養した細胞をより新鮮な状態で体に戻すこともできます。
院内で行っているからこそ第三者の目を入れることも重視しており、安全性検査は外部機関に委託し、関西医科大学とも連携したうえ、議論しながら品質を追求しています。
―2025年6月に大阪医療大学の構内に移転された背景も教えてください。
福富:大学への移転には、大きな意味が二つあります。
一つは、培養施設の規模の拡張です。
移転前の施設は小さく、設備の数も限られていたため、お待ちいただく患者様がいらっしゃる状態だったのです。
移転後は培養設備を拡張することができ、培養士の増員も行いました。
こうすることによって、患者様の待つというストレスを少しでも軽減できたと思います。
また、リハビリテーション室も新設し、個別指導が行いやすい環境を整えました。
そしてもう一つ、特に重要なのが脳卒中再生医療を理解してくださる方を増やすことです。
脳卒中再生医療を必要とする方にこの治療を届け続けるためには、後継者の育成と、直接の担い手ではなくとも、このアプローチの意義を理解してくださる方を増やしていかなければなりません。
大学は医師だけでなく、看護師や患者様、そのご家族など多様な人が集まる場所ですから、ここからその輪を広げていきたいと考えました。

―後継者育成への思いについて、詳しく教えて下さい。
福富:かつて恩師に「手術で年間何人の患者を助けているか」と聞かれました。
「週4回の手術だとして、だいたい60名くらいでしょうか」と答えると、「今はまだそれくらいかもしれないが、弟子が100人いたら6,000人を助けられるようになる」と言われたのです。
自分が心から良いと信じる治療を広めたいのであれば、持っている技術やノウハウ、考え方を次の世代に伝えることが必要だと。
その話を聞いてから、同じ志を持つ仲間を集めて、患者様のお役に立てる方を増やしていこうと考えるようになりました。
「想像の何倍も酷かった」脳梗塞を経験したからこそ届けられる、真摯に向き合う脳卒中再生医療

―先生が医師を志されたきっかけは何だったのでしょうか。
福富:私が高校生の頃、父が脳卒中で亡くなりました。
父は亡くなる前、脳出血を2度起こしていて、脳神経内科や脳外科の先生に大変お世話になったのです。
その治療を間近で見ていた私は、「この先生のように、人の人生を前向きに進めていくお手伝いができる仕事に就きたい」と思い、医師を目指し始めました。
この思いは、医師になった当時から現在に至るまで、まったく変わっていません。
―その後、なぜ再生医療の道に進まれたのですか?
福富:医師になってからは小児外科、形成外科を経験しました。
患者様に前向きに人生を進んでほしいという思いを実現するため、2009年にふくとみクリニックを開業しました。
開業後は患者様のご要望を受け、主に皮膚や乳房の治療を目的とした再生医療を始めたのです。
これが患者様に大変喜んでいただけたことから、技術をより確かなものにしたいと考え、クリニック内に細胞培養室を開設しました。
そんな折、知り合いの医師が脳出血で倒れたのです。
その方は手術によって一命を取り留め、退院されたのちに「脳出血の再生医療をしてほしい」と相談に来られました。
当時、脳出血の再生医療は行われておらず、札幌医科大学で脳梗塞に対してのみ、まだ数例しか行われていない治療法でしたが、ご本人と親御さんが「どうしても脳出血に対しても再生医療を行いたい」と強いご要望があったのです。
迷いましたが、私には「治療を求めている人がいて、それを行う技術があるのに、それを第三者が止めるべきではない」という信念があります。
クリニックには細胞培養室という設備と、骨髄幹細胞を培養する技術もあり、それを欲している人がいる。
であれば、治療をしない理由はないと、2012年に脳梗塞と脳出血の双方に行う「脳卒中再生医療」というアプローチを民間の立場で先駆けて打ち出して治療を開始しました。

―それから脳卒中の再生医療を本格的に始めたのですね。
福富:最初は、紹介のみで治療を行っていました。
そんなさなか、2013年に私自身が脳梗塞を経験したのです。
ある晩、自宅でパソコンを見ていた時に激しいめまいがあり、脳梗塞か脳出血かもしれないと妻に救急車を呼んでもらいました。
搬送後、検査で小脳梗塞と判明し、入院することとなりました。
幸い手術には至らず、脳の腫れが引いて2か月で退院しましたが、平衡感覚が乱れて歩行がおぼつかず、手先の痺れ感や違和感が残っていました。
リハビリにも懸命に取り組みましたが、再び手術を行えるまで回復したいという思いで、私自身も脳卒中再生医療を受けたのです。
その後、手術や治療を行えるまでに回復できたことをきっかけに、この治療の必要性を身をもって体感しました。
自分がこの治療に救われ、今こうして仕事ができていることへの感謝。
そして、当事者として患者様の苦しみを少なからず理解できるからこそ、少しでもお力になりたいという思いで治療を行っています。
―脳卒中になった当時、どのようなことを考えましたか。
福富:倒れた時に最初に考えたのは、家族はもちろん、治療や手術を待っておられる患者様や、スタッフのみなさんへの申し訳なさでした。
私は医師ですから、病気のことは学術的に理解しているつもりでしたし、患者様の辛さや大変さもイメージできていると思っていました。
でも、実際になると、その想像の何倍も酷かったのです。
自分が実際に脳卒中になってみて、「こういうことか」と初めて患者様の気持ちを深く理解し、医師として情けなさを感じました。
だからこそ、私は曖昧な気持ちで治療を行うことはいたしません。
治療の品質を厳しく追求し、患者様一人ひとりに真摯に向き合いたいと思っています。
医療は手段。笑顔で人生を送り、締めくくることを支えたい

―診療において、特に大切にされていることを教えてください。
福富:大切にしているのは「諦めずに伴走する」ということです。
がんなどの悪いところを手術で切除するのは、いわば「死なないため」の治療です。
一方で、脳卒中の再生医療やリハビリは「生きていくため」のものです。
ここに来られる患者様の多くは、厳しい現実に直面して心が折れた状態でいらっしゃいます。
自分がつらいだけでなく、周囲にも負担をかけていることへの申し訳なさから、「あのまま目を覚まさなければよかった」とおっしゃる方も少なくありません。
でも、そこから少しずつ前を向いていただかないと、どんなに質の高い治療やリハビリを提供しても、前には進みません。
特にリハビリは自分の力で動かすことが重要なので、前を向く「こころ」が不可欠なのです。
だから私は最初に必ず「決して諦めないでください。一緒に頑張りましょう」とお伝えしています。
―治療に取り組まれた患者様のなかで、特に印象に残っている方はいらっしゃいますか。
福富:人によって治療やその効果も違いますし、みなさん印象に残っているのですが、あえて一人挙げるならトラックの運転手をしていた患者様でしょうか。
脳卒中で片手・片足に麻痺が残り、仕事を続けられなくなってしまって、当クリニックに来られました。
ご本人も、なんとか仕事に戻りたいという強い思いを持って治療に向き合われ、やがて運転に必要な機能の改善が見られて、仕事に復帰することができました。
さらに、その後素敵な方に出会われ、結婚の報告をしに来てくださったんです。
私がしているのは、単に患者様の身体が動けるようにするための治療ではなく、身体を動かせることによって今まであきらめていたことが出来るようになり、これからの人生を歩んでいくためのサポートです。
だから、治療を経てまた患者様自身が人生を笑顔で送っていらっしゃることを感じられることほど嬉しいものはありません。

―治すことがゴールではないということですね。
福富:そうですね。医療はあくまで手段です。
医療の目的は、その人が最後まで笑顔で人生を送り、「いい人生だった」と締めくくるのをサポートすることだと私は考えています。
だから、患者様には「治療を経て何をしたいですか?」とまず聞きます。
料理が作りたい、ゴルフに行きたい、温泉旅行に行きたい――そういう、この先の幸せを土台にしながら、患者様と一緒に治療を進めていきます。
―そのような治療を提供するために、貴クリニックで共有している指針はありますか?
福富:「All for Smile」という指針はスタッフ全員で共有しており、当クリニックの根幹にある価値観となっています。
「すべては笑顔の為に」ということです。
私たちが行っていることは、患者様だけではなく、そのご家族、そして医師、看護師、理学療法士、培養士、受付など医療に携わるすべてのスタッフみんなの笑顔のためです。
そのような状態は、社会全体の笑顔にもつながると思っています。
「自分がやらなければ誰がやるのか」後遺症に悩む多くの方に治療が届く社会へ

―これからの目標についてもお聞かせください。
福富:脳卒中で命を落とす方もいらっしゃるなか、幸いにも私は生き残りました。
実は、私の祖父は52歳、父は51歳のときに脳卒中で亡くなっています。
「自分も50歳くらいで脳卒中になるかもしれない」そう思っていたなか、44歳で脳梗塞を経験したのです。
それでも、ここまで生きてきた理由を考えたときに「脳卒中再生医療を民間の立場でいち早く打ち出して、一途に向き合ってきた私がこの治療を続けなければ、誰がやるのか」と思いました。
私もいつかは医療の現場を離れる日が来ます。
でも、私の代でこの脳卒中再生医療を途切れさせるわけにはいきません。
だから、私の意思を継いでくれる人ができるまでは、命がけでこの治療を続けなければならないと思っています。
そこで、私と同じ志を持ち、この治療を深く理解して責任を持って提供できる医師をまずは3人育てることを目標にしています。
その3人がまたそれぞれ3人を育てて、将来的には日本全国で、脳卒中の後遺症に悩む方々に治療を提供できるようにしたい。
これが、私の夢であり、使命です。

―最後に、脳卒中の後遺症に悩まれている方や、そのご家族へメッセージをお願いします。
福富:何より伝えたいのは、「諦めないでください」ということと「あなたは一人ではない」ということです。
ご自身がつらいのはもちろんのこと、その周りでご家族も同じくらい辛い思いをされているでしょう。
だから、一人で抱え込まずに、皆で一緒に向き合いましょう。
今はこの治療が必要でなくても、こういう選択肢があることを知っていれば、もしいつか必要になったとき、いち早く、スムーズに治療へと踏み出せます。
だから、脳卒中再生医療というアプローチがあることを、まず知っていただきたいです。
そして、もし「治療を考えてみたい」と思われたら、一度カウンセリングにお越しください。
しっかりと時間をかけてお話しし、気になることは何でもお答えします。
前を向くための光はどこかにありますから、一緒に探していきましょう。
「自身が患者になった経験を持って脳卒中の再生医療に携わっている医師は、非常に稀有な存在ではないか」。
そう話す福富医師は、自身の脳梗塞の経験があるからこそ、強い信念と使命をもってこの治療を提供している。
しかし、「再生医療」や「幹細胞」といった言葉を聞いても、なかなか治療のイメージがわかず、一歩踏み出せない人もいるだろう。
福富医師はそれをよく理解しており、だからこそ取材でも「何でも話したい」「時間がかかっても、しっかり伝えたい」と話し、患者にもその姿勢で向き合っている。
日本では、約4人に1人が生涯で脳卒中になるとされている。(※2)
自分だけでなく、家族や友人が発症してもおかしくない。
他人事ではないからこそ、この選択肢があることを知っておくことは、いざというときに前を向くための、大きな一歩になるはずだ。
「光はきっとどこかにある」――
患者と治療に真摯に向き合うふくとみクリニックの存在は、暗闇のなかでも自分の人生を進むための道を探す人にとって、諦めないための選択肢を、ともに探してくれる存在となるだろう。
※2:The GBD 2016 Lifetime Risk of Stroke Collaborators(GBD 2016 生涯脳卒中リスク共同研究者)によると、日本を含む高所得アジア太平洋地域の2016年時点の脳卒中生涯リスクは 22.8% と報告されている。
医療法人大雅会ふくとみクリニックについて

| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| クリニック名 | 脳卒中再生医療センター 医療法人大雅会 ふくとみクリニック |
| 理事長 | 福富 康夫(ふくとみ やすお) |
| クリニック紹介 | 2009年に開院し、2012年、民間の医療機関として先駆けて骨髄幹細胞培養による脳卒中再生医療を開始。脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の後遺症に対し、自己骨髄幹細胞を用いた再生医療と理学療法士によるリハビリを組み合わせ、約16ヶ月にわたって院長自らがカウンセリングからリハビリ指導まで一貫して担当するオーダーメイド方式を採用。細胞培養室(CPC)を院内に設置し、関西医科大学との共同研究も実施。2025年6月、大阪医療大学構内に移転し、培養設備の拡張と理学療法士による個別指導環境を整えた。2012年から2025年時点まで、約200名の方が治療を受け、その約9割の症例において段階的な変化や改善が確認されている。(2012年から2025年における累計患者数。医療法人大雅会 ふくとみクリニック調べ) |
| 所在地 |
〒546-0023 大阪府大阪市東住吉区矢田2-14-19 大阪医療大学 2号館1階 |
| アクセス |
大阪メトロ御堂筋線「長居駅」からタクシーで約6分 大阪国際空港(伊丹空港)からタクシーで35分 |
| 電話番号 | 0120-931-015 |
| 診療時間 |
月・火・木・金 10:00〜12:00/13:00〜17:00 土 10:00〜12:00 休診日:水曜・日曜・祝日・土曜午後 |
| Webサイト | https://www.apoplexy.jp/ |
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