コンドームを装着した排卵日の妊娠確率は?避妊したい人向けの対策を紹介
コンドームは望まない妊娠を防ぐための必需品とされており、性行為をする前に正しく装着する必要があります。
ただし、コンドームを装着しても100%避妊できるわけではないので、安全日を除く排卵日の性行為を避けたい人は多いですよね。
本記事では、コンドームを装着した排卵日の妊娠確率や避妊したい人向けの対策までを詳しく紹介しています。
コンドームを装着した場合の妊娠確率

コンドームを装着した場合の妊娠確率は、理想的な使用で2.0%程度・一般的な使用で18.0%程度とされています。
OCに該当する低用量ピルの種類を正しく飲み続けると99.7%程度の妊娠阻止確率(妊娠する確率は0.3%程度)になるため、コンドームを正しく使用しても避妊できる確率は低くなるデメリットに注意が必要です。
| 避妊方法 | 理想的な使用の避妊失敗率 | 一般的な使用の避妊失敗率 |
|---|---|---|
| 避妊しないで性行為 | 46.0% | 46.0% |
| コンドームの使用 | 2.0% | 18.0% |
| 緊急避妊法の活用 | 5.1% | 5.1% |
| OCの低用量ピル | 0.3% | 9.0% |
※参照:Trussell (2011)
コンドームの種類はメーカーごとで異なりますが、0.01ミリから0.05ミリまで幅広く、さらにS・M・L・XLの4サイズから比較ができます。
男性の淫部にピッタリなサイズを選ぶことが重要で、サイズや厚さを間違えると理想的なコンドームの使用ができない可能性があるため、妊娠確率を下げるためにはコンドームの種類選びが重要です。
ただし、緊急避妊法であるアフターピルの服用をするよりもコンドームを正しく使用する方が妊娠確率は低くなるため、副作用や身体の負担を考慮するのであれば必ずコンドームを避妊具として使用がおすすめとなります。
一方で、OCの低用量ピルは避妊目的や生理周期のバラつきがある人向けの対策として処方され、1日1錠のペースで継続服用をすれば99.7%の確率で妊娠阻止できる可能性が高いです。
避妊目的で処方してもらえる低用量ピルの種類は、第一世代・第二世代・第三世代の3世代に分類ができ、ホルモン量の配合バランスは1相性と3相性で比較ができます。

2026年2月時点、避妊目的で処方してもらえる低用量ピルの種類一覧は以下の通りです。
| 低用量ピル | 世代・種類 | 相性 | ジェネリック |
|---|---|---|---|
| シンフェーズ | 第一世代(OC) | 3相性 | – |
| トリキュラー | 第二世代(OC) | 3相性 | – |
| アンジュ | 第二世代(OC) | 3相性 | – |
| ラベルフィーユ | 第二世代(OC) | 3相性 | トリキュラーやアンジュのジェネリック |
| マーベロン | 第三世代(OC) | 1相性 | – |
| フォボワール | 第三世代(OC) | 1相性 | マーベロンのジェネリック |
低用量ピルを飲みつつ避妊具であるコンドームの装着で妊娠確率を下げることはできますが、排卵日の性行為は妊娠確率が高まるリスクがある点に注意が必要です。
さらにコンドームは正しく装着ができないと妊娠確率は高まることも覚えておきましょう。
排卵日や排卵日以外の妊娠確率
排卵日と排卵日以外である安全日と呼ばれる日の妊娠確率は異なるため、妊娠を希望しない状況であれば排卵日を避けた方が防げる可能性が高まります。
安全日はいつになるかは個人差がありますが、生理周期は25日〜38日程度になることを想定して、基礎体温法・排卵検査法・オギノ式・生理管理アプリで予測します。
安全日あるいは排卵日・危険日の調べ方は、2026年2月時点では4種類のパターンがおすすめです。

- 1 基礎体温法で安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方
- 2 排卵検査法で安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方
- 3 オギノ式で安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方
- 4 生理管理アプリで安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方
生理予定日は個人差はありますが、妊娠をするメカニズムや身体の仕組みは共通になっており、生理予定日の5日目になっても生理がこない状況であれば早期妊娠検査薬のフライング検査あるいは妊娠検査薬で妊娠初期症状の確認をする必要があります。
性行為をした後に、妊娠をするメカニズムは以下の通りです。

- 1 女性ホルモンのエストロゲンの影響で受精卵を迎える準備が始まる
- 2 黄体化ホルモンのLHが分泌されることで、卵子が卵巣から出る
- 3 卵管采が排卵された卵子を取り入れて卵管膨大部で精子を待つ状況になる
- 4 腟内に射精された複数の精子が子宮・子宮内・卵管の順番で進行して、1つの精子が卵子が合体する
- 5 受精卵が細胞分裂を繰り返すことで数日かけて子宮に運び込まれることで子宮内膜に含まれることで妊娠が成立
身体の中で生じている妊娠の進行症状は確認ができないですが、生理予定日の確認をする上でメカニズムを理解していれば計算がしやすくなる場合があります。
低用量ピルの種類によっては生理予定日のコントロールもできるため、温泉と生理がかぶりそうな状況でも対策がしやすいメリットも特徴です。
避妊できる確率だけでなく、生理予定日のコントロールもできるため、性行為をしたい時期の調整ができる観点でも低用量ピルの服用を考えてみましょう。
排卵日以外でも安全日の妊娠確率はゼロではない

安全日と呼ばれる期間は排卵日以外を指すことは多いですが、安全日といっても妊娠阻止できる確率が100%なわけではありません。
生理周期には個人差はありますが、低温期の前半や生理期が始まった7日間は安全日とされていますが、精子は最大7日間程度の生命力があるため、油断しないことが重要です。
| 生理周期 | 期間の目安 | ポイント |
|---|---|---|
|
卵胞期 (低温期) |
14日間 |
新たな卵子を育てている時期のこと。 子宮内膜を厚くして子宮内では妊娠の準備を始めている。 |
|
排卵期 (移行期) |
1〜2日間 |
黄体形成ホルモンが急上昇して10~12時間後に排卵が行われる。 いわゆる危険日(排卵日)で、排卵した精子が受精できるのは12時間程度。 |
|
黄体期 (高温期) |
14日間 |
排卵期を終えて、妊娠に備えて子宮内膜を厚くする時期のこと。 妊娠が成立しない場合は月経期・生理と移る。 |
|
生理期 (低温期) |
7日間 |
生理が生じている状況で7日前後継続することが多い。 最も妊娠しにくい状況で、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが著しく低下する。 |
安全日は危険日とされる排卵日と比較して妊娠する確率は低いですが、低用量ピルの服用・コンドームの装着をしても確実に避妊ができるわけではない点に注意が必要です。
妊娠確率が低くても妊娠する可能性があることをリスクに捉え、身勝手な行動をしないよう男性・女性ともに心がけましょう。
排卵日の妊娠確率は20〜60%程度が目安

排卵日は、卵巣から成熟した卵子が放出される日のことで生理周期が28日の場合だと生理開始から7~14日後程度の期間を指します。
排卵日に性行為をする場合の妊娠確率は、20代なら25~60%程度・30代前半なら20~30%程度・30代後半で10%程度とされていますが、一般的に不妊治療の対策をする場合で紹介されているデータになるので避妊を約束する確率ではありません。(参照:厚生労働省「不妊治療と仕事との両立サポートハンドブック」)
コンドームを正しく装着すれば排卵日でも妊娠確率は下がりますが、間違えた使用方法をすれば18.0%程度までリスクが高まるので、4つの方法で避妊具であるコンドームを装着することが重要です。
万が一、高温期から生理予定日になっても低温期に入らなければ妊娠を疑う必要があるため、早期妊娠検査薬のフライング検査や生理予定日の5日目以降に妊娠検査薬で検査をすると妊娠初期症状に当てはまるか陽性・陰性の確認ができます。
※参照:こども家庭庁
コンドームを正しく装着する方法
コンドームを正しく装着する方法は、4つの方法で準備した上で性行為をする流れがおすすめです。
- 1 コンドームを正しく装着する方法①:コンドームを傷つけないよう袋から出す
- 2 コンドームを正しく装着する方法②:コンドームの裏表を確認してしっかり皮を下げる
- 3 コンドームを正しく装着する方法③:コンドームを途中までゆっくりおろして皮部分を確認しながら下までおろす
- 4 コンドームを正しく装着する方法④:射精後は破れていないことを確認してゴミ箱へ
妊娠確率を下げたい場合や排卵日を含んだ性行為後の不安があれば、正しくコンドームを使用する方法を理解することが重要になります。
トラブルを回避するための4つの流れを参考にして、不安の少ないコンドームを装着した性行為をしましょう。
コンドームを正しく装着する方法①:コンドームを傷つけないよう袋から出す

まずは、袋からコンドームを傷つけないように取り出します。
コンドームは1つ1つ包装の袋に入っており、片方の端に寄せて反対側の端を指で破って開封します。
ポイントは、包装の袋を完全に指で破ることで、途中でストップするとコンドームを取り出す際に傷をつけるリスクが高まる点に注意が必要です。
コンドームは、コンビニやドラッグストア・通販サイトなどで市販されていますが、全て共通で1つ1つ包装の袋に格納されています。
万が一、1袋に複数のコンドームが格納されている状況であれば、偽造品や使用済みの可能性がある点に注意しなくてはなりません。
コンドームを正しく装着する方法②:コンドームの裏表を確認してしっかり皮を下げる

コンドームには表裏があるので、逆に装着することはできないので、事前に確認がおすすめです。
表面を鬼頭の上に置いて、ゆっくり勃起したペニスの皮を下方向に根元まで引き下げます。
その際、コンドームを爪で破らないように丁寧に持つことが重要で、できる限り指先のみで使用することを心がけましょう。
コンドームを正しく装着する方法③:コンドームを途中までゆっくりおろして皮部分を確認しながら下までおろす

コンドームをゆっくり両手の指でペニスの途中まで下ろしていき、一度鬼頭方面へ引き上げます。
その後、根本の皮を根元まで下ろしながら、再度コンドームを根元までゆっくり下ろすことで性行為中は外れにくい状態になります。
コンドームを一度鬼頭方面へ引き上げることで根元まで装着しやすく、妊娠確率を下げるための対策につながります。
排卵日に性行為をする状況であれば、根元までコンドームを装着しないと妊娠確率が安全日と比較して高まるので、トラブルを回避したい人は丁寧に使用しましょう。
コンドームを正しく装着する方法④:射精後は破れていないことを確認してゴミ箱へ

性行為で射精をした後は、コンドームの根元を押さえつつ精液が漏れないように腟からペニスをゆっくり抜き、コンドーム内に射精ができていることを確認します。
万が一、射精後にコンドームが破けていることが発覚すれば、緊急避妊薬であるアフターピルを速やかに服用する対策がおすすめです。
アフターピルは、性交後24時間以内に服用をすれば95%程度の確率で妊娠阻止ができるため、少しでも早く飲むことが重要になります。
| 性交後の経過時間 | 妊娠阻止率 |
|---|---|
| 24時間以内 | 95% |
| 25〜48時間以内 | 85% |
| 48〜72時間以内 | 58% |
ただし、できる限りコンドームを正しく使用して妊娠阻止をする方法がトラブルの少ない対策ができるため、妊娠を希望しなければ万全の対策をすることがポイントです。
本記事で紹介した4つの方法でコンドームを正しく装着し、身体も心にも負担が少ない方法で後悔のない性行為ができるようにしましょう。
望まない妊娠を防ぐならコンドームを正しく装着して排卵日以外に性行為は最低条件

排卵日・安全日に関わらずに望まない妊娠を防ぐためには、正しくコンドームを装着した性行為は絶対条件です。
妊娠確率を下げるためには、OCの種類が該当する低用量ピルの服用を継続することで、最大99.7%の確率で未然に防ぐことができます。
排卵日に性行為をすると、安全日と比較して妊娠確率は高まりますが、低用量ピルの服用やコンドームの装着で可能性が大幅に下がります。
トラブルを避けて、後悔のない性行為をするには、あなたが置かれている状況と一時的な感情に流されないことが重要です。
まずは排卵日を避け、コンドームの正しい使用方法を確認して、不安の少ない環境構築ができるようにしましょう。
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