アフターピルは男性でも買える?女性本人が処方できない対策を紹介【産科婦人科医監修】

アフターピルは男性でも買える?女性本人が処方できない対策を紹介【産科婦人科医監修】

アフターピルの薬局で市販化は2026年2月2日以降に一部の店舗で始まりましたが、男性の購入方法や女性が一人で入手するにはハードルが高いなど、多くの課題があります。

しかし、アフターピルは男性でも買えるつもりで薬局に来たけど市販してもらえない・男性でも医師の診察を受けてもアフターピルを処方してもらえない、と正しい理解をしなければ服用時間が遅くなるリスクが高まるでしょう。

アフターピルを男性が入手する方法

本記事では、アフターピルを男性が購入する方法や服用を希望する女性本人が処方できない状況の対策を詳しく紹介しています。

この記事の監修者
小出 真弓
小出 真弓
医療法人知泉会グレイスベルクリニック院長
東京女子医科大学医学部卒業後、名古屋第二赤十字病院をはじめとする医療機関で産婦人科診療に従事。周産期医療から婦人科一般診療まで幅広い経験を積み、2024年よりグレイスベルクリニック院長に就任。 日本産科婦人科学会専門医として、妊娠・出産はもちろん、思春期から更年期まで、幅広い世代の診療に対応している。
【所属学会】日本産科婦人科学会
【保有資格】日本産科婦人科学会認定専門医・母体保護法指定医

アフターピルは男性では購入できない

アフターピルは男性では購入できない

2026年3月時点、結論としてアフターピルは男性のみで購入はできません。

男性はアフターピルを服用することはなく、サポート役に徹する必要があるため、医師の診察を受けた場合でも処方してもらえないことに注意が必要です。

例えば、アフターピルの服用を希望する女性本人が外出する時間がない状況でも男性が代わりに購入・処方してもらうこともできず、刻一刻と時間が過ぎる状況で不安なら自宅から医師に相談ができるアフターピルオンラインがおすすめになります。

日本で承認かつ薬局・ドラッグストアで市販されているアフターピル(72時間・ノルレボ)は、性交後24時間以内に飲んだ場合でも95%の妊娠阻止率です。

性交後の経過時間妊娠阻止率
24時間以内95%
25〜48時間以内85%
48〜72時間以内58%
参照:札幌大谷大学・札幌大谷大学短期大学部保健室

したがって、1秒でも早くアフターピルを飲むことで望まない妊娠を防げますが、男性でも購入ができると間違った知識があるとトラブルになる可能性があるので注意しましょう。

アフターピルは男性が購入できない理由は対象者が分からないため

アフターピルは男性が購入できない理由は対象者が分からないため

男性がアフターピルを購入できない理由は、誰がどの状態で服用するか判断ができないことが挙げられますが、それぞれ環境によって状況が異なります。

アフターピルを女性が入手できる3つの環境をもとに、アフターピルは男性が購入できない理由を参考にしてください。

産婦人科や婦人科でアフターピルは男性が購入できない理由

産婦人科や婦人科は、2026年3月時点、男性がアフターピルを処方してもらう方法がありません。

産婦人科や婦人科は女性の妊娠管理や出産のサポート・月経(生理)のトラブル相談などをする場で、男性が受診することは診療科目にありません。

さらに産婦人科や婦人科によっては、男性の付き添い・待合室での待機が禁じられているケースもあるため、アフターピルを処方してもらう以前の問題が生じます。

アフターピル処方を希望する女性の付き添いとして産婦人科や婦人科に同行する場合でも、事前にクリニック側へ確認をして、院内のトラブルを回避できるようにしましょう。

オンライン診療でアフターピルを男性が購入できない理由

オンライン診療は、2026年3月時点、男性がアフターピルを処方してもらう方法がありません。

ビデオ通話や電話で医師に相談ができるオンライン診療は、外出する時間がない人でも自宅から医師に相談ができる手軽さが評判で、バレないアフターピル処方までサポートしてもらえるメリットが評判です。

アフターピルの薬局で市販化がされる前は産婦人科や婦人科の対面あるいはオンライン診療のいずれかで比較はできましたが、どのサービスも男性の代理診察は禁じられています。

どうしても同席を希望する状況であれば支払いのみサポートをすることは相談はできますが、医師の診察はアフターピルの服用を希望する女性のみ対象です。

女性本人が不安に感じる状況はよくありますが、アフターピルを服用する状況を医師と相談をした上で処方してもらう必要があると覚えておきましょう。

薬局・ドラッグストアでアフターピルを男性が購入できない理由

薬局・ドラッグストアは、2026年3月時点、男性がアフターピルを処方してもらう方法がありません。

2026年2月2日以降、全国の薬局・ドラッグストアの一部店舗で72時間以内に服用をするアフターピル(ノルレボ)が市販化されましたが、薬剤師の目の前で女性本人が服用することが条件です。

  • 1 ノルレボを店頭で購入できる可能性があるか、事前に確認​
  • 2 ノルレボの取扱店舗を探す
  • 3 薬局・ドラッグストアで希望を伝える
  • 4 薬剤師による確認
  • 5 面前服用(その場で飲む)
  • 6 服用した日の3週間後に妊娠の有無を確認

したがって、男性のみでアフターピルを薬局で購入することはできず、妊娠を防ぎたい女性のみが対象になります。

薬局やドラッグストアは一部の店舗のみが取り扱いをしているため、必ずアフターピルを入手できるわけではないですが、男性は付き添いまでになるので事前にフローを確認しておくと良いでしょう。

アフターピルを男性が購入できなくてもできる対策方法

男性がアフターピルを購入できない状況でも、事前に対策を考えることでスムーズな入手ができる場合があります。

妊娠を希望しない場合や避妊具(コンドーム)を使用せずに性行為をした状況であれば、少しでも早くアフターピルを入手するためにも男性がサポートできる方法を確認しておきましょう。

産婦人科や婦人科に同行して相談をする

産婦人科や婦人科に同行して相談をする

産婦人科や婦人科は、事前にクリニック側へ確認は必要ですが、アフターピルの服用を希望する女性に男性が同行する方法で相談はできます。

同行した場合でも診察室に入室できるとは判断ができないですが、女性のメンタル面のサポートを中心に寄り添ってあげることは現実的でしょう。

ただし、アフターピルの処方希望を男性のみで相談することはできないため、あくまでサポートするまでに留まります。

産婦人科や婦人科によっては待合室の待機が許されていないため、心配な場合は事前に電話確認をするとトラブルなく男性の同行・同席ができる場合があります。

医師の説明を同席する場合は、アフターピルを飲んだ後に陽性になる可能性や副作用・身体の負担をよく聞き、女性本人が不安にならない空間を作ることが重要です。

オンライン診療で支払いは男性が対応する

オンライン診療で支払いは男性が対応する

オンライン診療は、女性本人がビデオ通話や電話で医師に相談をしますが、支払いは診察後になるので男性が代わりに決済をする方法でサポートができます。

アフターピルオンラインは、アフターピル代以外にも診察料・送料が必要になるので、対面診療よりも高くなる口コミも出ている一方で外出することなく自宅にいても処方してもらえるメリットが特徴です。

自宅には最短1時間以内にアフターピルが届くスピード感で、産婦人科や婦人科の診療時間外・薬局やドラッグストアの営業時間外でも相談ができる手軽さも評判ポイントになります。

男性は支払い面のサポートのみになりますが、自宅で一緒にいる時間帯に相談をすることで、少しでも心の支えになることができるでしょう。

クリニック 72時間アフターピルの値段 120時間アフターピルの値段 診察料 診察時間
ソクピル 8,800円 16,500円 無料 24時間
エニピル 10,978円 10,978円 無料 24時間
クリニックフォア 8,778円 8,965円 1,650円 7:00〜24:00
エミシアクリニック 8,750円 15,950円 72時間:1,078円
120時間:825円
24時間
DMMオンラインクリニック 11,480円 9,500円 無料 24時間
デジクリ 8,690円 13,750円 無料 24時間
スマルナ 11,480円 無料 24時間
マイピル・オンライン 10,978円 10,978円 1,650円 8:00〜21:00

薬局・ドラッグストアでアフターピルの支払いは男性が対応する

薬局・ドラッグストアでアフターピルの支払いは男性が対応する

薬局・ドラッグストアのアフターピル市販化は、2026年2月2日以降に開始されましたが、男性がサポートできるのは支払いのみです。

アフターピルの種類は、ノルレボのみで性交後72時間以内に服用するスケジュールが決められており、いち早く薬局・ドラッグストアに行くことが重要になります。

ただし、薬局・ドラッグストアはアフターピルを薬剤師の目の前で1錠服用することは決められており、男性は支払い面のサポートのみです。

  • 1 ノルレボを店頭で購入できる可能性があるか、事前に確認​
  • 2 ノルレボの取扱店舗を探す
  • 3 薬局・ドラッグストアで希望を伝える
  • 4 薬剤師による確認
  • 5 面前服用(その場で飲む)
  • 6 服用した日の3週間後に妊娠の有無を確認

男性が代わりにアフターピルを購入することはできないため、薬局・ドラッグストアでアフターピルを入手したい場合は店舗まで同行することで支払い面の対策ができるでしょう。

アフターピルは男性ではなく希望する本人が処方してもらおう

本記事で紹介している通り、アフターピルは男性が代わりに購入することはできず、診察時の同席や支払い面のサポートのみになる点は注意しなくてはなりません。

2026年3月時点、アフターピルを入手するには、産婦人科や婦人科の対面・オンライン診療・薬局やドラグストアの市販化と3種類に分類されます。

いずれの入手方法も1秒でも早くアフターピルを飲むことで妊娠阻止できる確率が高まるため、性交後は速やかな対策が重要です。

男性のアフターピル購入はできないですが、女性のメンタルや支払い面のサポートをすることはできるため、できることを考えて行動することがポイントになります。

妊娠を希望しなければ避妊具(コンドーム)を使用した性行為がおすすめですが、万が一に備えた準備としてアフターピルを速やかに入手できるようにしましょう。

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