安全日はいつ?計算方法と危険日との違い・妊娠確率まで詳しく紹介!
妊娠を希望しない場合は、できる限り妊娠確率の低い安全日の性行為を考える人は多いですよね。
生理予定日や安全日・排卵日には個人差があるので、事前にスケジュール管理をすることでトラブルを避けやすくなります。
本記事では、安全日の計算方法や排卵日・危険日を避ける対策までポイントを詳しく紹介しています。
安全日は排卵日・危険日以外の妊娠確率が低い期間のこと

安全日とは、排卵日や危険日以外で妊娠確率が極端に高くない期間のことです。
とはいえ、妊娠をする過程やメカニズムを正しく理解できないと、想定外の妊娠状況になるリスクが高まる点に注意しなくてはなりません。
妊娠のメカニズムは、基本的には以下の流れです。
- 1 女性ホルモンのエストロゲンの影響で受精卵を迎える準備が始まる
- 2 黄体化ホルモンのLHが分泌されることで、卵子が卵巣から出る
- 3 卵管采が排卵された卵子を取り入れて卵管膨大部で精子を待つ状況になる
- 4 腟内に射精された複数の精子が子宮・子宮内・卵管の順番で進行して、1つの精子が卵子が合体する
- 5 受精卵が細胞分裂を繰り返すことで数日かけて子宮に運び込まれることで子宮内膜に含まれることで妊娠が成立
安全日という言葉は排卵日や妊娠確率が高い日と比較して生じているため、理解ができない望まない妊娠が生じる可能性が高まります。
トラブルの少ない性行為をするためにも、安全日がいつになるのか・安全日と排卵日の関係性を確認しておきましょう。
安全日といっても妊娠確率が0%ではない

結論を紹介すると、安全日といっても100%妊娠を阻止できるわけではないので、性行為をしても確実に避妊ができる状態ではありません。
女性の体内では1ヶ月に1回程度のペースで「排卵」の状態が生じているため、妊娠確率が低い日であっても安全な状況ではない点には注意が必要です。
排卵は卵巣内の卵胞で原子細胞が育つことで卵子に成熟し、卵胞から外に出る現象のことです。
排卵は1ヶ月程度に1個のペースで成熟し排出されますが、性行為で精子が膣内に入り込み、受精・着床すれば妊娠します。
一方で妊娠する確率は低い安全日であっても、避妊効果に期待できるわけでなく、排卵日(いわゆる危険日)と比較して妊娠がしにくいことを理解しなくてはなりません。
排卵日は、生理周期が28日の場合だと生理開始から7~14日後程度の期間を指し、対象外(生理期間中含む)を安全日と表現することが多いです。
実際には「安全日=排卵日ではない」ことを理解した上で、妊娠を希望しない状況であれば、OCの低用量ピル種類の服用と避妊具(コンドーム)の正しい利用がおすすめとなります。
安全日は体調によってズレる可能性がある
安全日は排卵日(いわゆる危険日)を除いた日のことを指しますが、生理周期をもとに逆算することは多いですが、生理周期がズレた場合は安全日が異なる可能性があります。
一般的な生理周期は28日とされていますが、メンタル面のストレスや生活習慣の乱れ・急激なダイエット・激しい運動などの影響でホルモンバランスの崩れが生じると安全日・排卵日はズレることも想定しなくてはなりません。

| 生理周期 | ポイント |
|---|---|
| 卵胞期 |
新たな卵子を育てている時期のこと。 子宮内膜を厚くして子宮内では妊娠の準備を始めている。 |
| 排卵期 |
黄体形成ホルモンが急上昇して10~12時間後に排卵が行われる。 いわゆる危険日(排卵日)で、排卵した精子が受精できるのは12時間程度。 |
| 黄体期 |
排卵期を終えて、妊娠に備えて子宮内膜を厚くする時期のこと。 妊娠が成立しない場合は月経期・生理と移る。 |
| 生理期 |
生理が生じている状況で7日前後継続することが多い。 最も妊娠しにくい状況で、黄体ホルモンと卵胞ホルモンが著しく低下する。 |
つまり、ある程度の安全日や排卵日・危険日は把握できても、体調によっては正しい状態にはならないこともあるでしょう。
さらに精子の寿命は72時間程度になり、最長1週間程度の生存をする可能性もあるため、安全日がズレることで排卵日まで生存をして受精・妊娠をする可能性も高いです。
安全日だからといって安心するのではなく、妊娠を希望しない場合は避妊対策をすることが重要になります。
安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方4選
安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方は4つのポイントを抑えておくと、スムーズな対策や事前準備ができる可能性があります。
- 1 基礎体温法で安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方
- 2 排卵検査法で安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方
- 3 オギノ式で安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方
- 4 生理管理アプリで安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方
4つの安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方を参考にして、不安の少ない性行為をするようにしましょう。
基礎体温法で安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方

1つ目の安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方は、基礎体温法です。
基礎体温法は、安全日あるいは排卵日・危険日を知りたい女性が自分で基礎体温を継続して婦人体温計で記録し、体温変化から排卵日を予測する方法です。
排卵期と黄体期は高温期が該当し、月経期と卵胞期は低温期になるため、体温の変化を見て安全日あるいは排卵日・危険日を判断します。
ただし、排卵日の当日を的確に把握することは難しいことがデメリットになるため、妊娠を希望しない状況であれば排卵日・危険日付近の性行為は避ける方法がおすすめです。
排卵検査法で安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方

2つ目の安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方は、排卵検査法です。
排卵検査法は、市販されている排卵検査薬を使用し、尿検査キットから黄体形成ホルモン「LH」の濃度を測定することで排卵直前に起こる現象「LHサージ」を確認・排卵日を予測する方法になります。
「LHサージ」が分泌されると24~36時間に排卵が始まるとされており、薬局やドラッグストアで市販されていることから気軽に検査ができるメリットが特徴になります。
一方で、排卵検査法は妊活を目的とする第1類医薬品になるので、望まない妊娠を防ぐことが目的で購入できる商品ではありません。
基礎体温法よりも排卵日・危険日を特定しやすいメリットはありますが、本来の目的とは異なることに注意しましょう。
オギノ式で安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方

3つ目の安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方は、オギノ式です。
オギノ式は、産婦人科医である「荻野久作」先生が生理周期から算出した排卵日の特定方法のことになります。
排卵日は、「生理周期から14日を引いた日数=生理開始から排卵が始まるまでの日数」として計算をするため、他の安全日や排卵日・危険日を特定する調べ方よりも簡易的なメリットが特徴です。
- 生理周期26日の場合:生理開始から12日後が排卵日
- 生理周期28日の場合:生理開始から14日後が排卵日
- 生理周期30日の場合:生理開始から16日後が排卵日
ただし、生理周期にバラつきがある場合や温泉と生理がかぶりそうな状況でコントロールをする場合であれば、オギノ式の計算がズレる可能性がある点には注意しなくてはなりません。
確実に安全日あるいは排卵日・危険日を判断できるわけではないので、1つの参考として捉えた方がトラブルを避けられるでしょう。
生理管理アプリで安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方

4つ目の安全日あるいは排卵日・危険日を特定する調べ方は、生理管理アプリです。
生理管理アプリを活用して毎日の基礎体温を記録することで自動的に安全日あるいは排卵日・危険日を特定する対策はありますが、正しく基礎体温法を実施する流れと近い計算式になっているため、的確な日にちの把握はできない点に注意が必要になります。
レビュー数やダウンロード数によって生理管理アプリを評価する口コミはありますが、生理周期のズレや体調・状況によって変わる可能性があるので、1つの目安として捉えると良いでしょう。
安全日あるいは排卵日・危険日の性行為で注意したいこと
安全日に性行為をすると妊娠阻止ができると間違えた考えを持つと、望まない妊娠対策を防げない可能性が出てくるため、正しい理解をすることが重要です。
トラブルを避ける目的でも、安全日あるいは排卵日・危険日の性行為で注意したいことを確認し、不安の少ない準備ができるようにしましょう。
低用量ピルを飲み続けても避妊率は100%ではない

低用量ピルには、エストロゲンとプロゲスチンの女性ホルモンが2種類配合されており、避妊目的である低用量ピルの種類を正しく飲み続けることで妊娠阻止対策につながります。
| ホルモン | 目的や効果・影響 |
|---|---|
| エストロゲン | 卵巣から分泌される女性ホルモンの1種類。 思春期に乳房の発達や丸みのある体型を作る効果に期待。 排卵前は分泌が増加して、子宮内膜を厚くし、受精卵が着床しやすい環境を整える。 |
| プロゲスチン | 女性ホルモンの1種類。 子宮内膜の増殖を抑制して、子宮内膜を整える効果に期待。 排卵抑制や精子侵入の障害にも繋がりやすい。 |
ただし、避妊目的ではない低用量ピル(LEP)は望まない妊娠を防ぐ対策が証明されているわけではないので、妊娠阻止ができる承認がされているわけではありません。
| 低用量ピル | 世代・種類 | 相性 | ジェネリック |
|---|---|---|---|
| シンフェーズ | 第一世代(OC) | 3相性 | – |
| フリウェルLD | 第一世代(LEP) | – | ルナベルのジェネリック |
| フリウェルULD | 第一世代(LEP) | – | ルナベルのジェネリック |
| ルナベルLD | 第一世代(LEP) | – | – |
| ルナベルULD | 第一世代(LEP) | – | – |
| トリキュラー | 第二世代(OC) | 3相性 | – |
| アンジュ | 第二世代(OC) | 3相性 | – |
| ラベルフィーユ | 第二世代(OC) | 3相性 | トリキュラーやアンジュのジェネリック |
| ジェミーナ | 第二世代(LEP) | – | – |
| マーベロン | 第三世代(OC) | 1相性 | – |
| フォボワール | 第三世代(OC) | 1相性 | マーベロンのジェネリック |
| ヤーズ | 第四世代(LEP) | – | – |
| ヤーズフレックス | 第四世代(LEP) | – | – |
| ドロエチ | 第四世代(LEP) | – | ヤーズのジェネリック |
低用量ピルの飲み忘れを防げば、1日1錠を同じ時間帯に飲み続け、7日間の休薬期間を設けるスケジュールのOCなら避妊確率は99.7%程度あることが証明されています。
一方で、0.3%(1000人中3人)の確率で妊娠する可能性があるため、安全日と言われる排卵日・危険日を除いた日に性行為をしても確実に妊娠を防げるわけではない点には十分な注意が必要です。
| 低用量ピル | 避妊確率 | 世代 |
|---|---|---|
| シンフェーズ | 99.7% | 第一世代(OC) |
| トリキュラー | 99.7% | 第二世代(OC) |
| アンジュ | 99.7% | 第二世代(OC) |
| ラベルフィーユ | – | 第二世代(OC) |
| マーベロン | 99.7% | 第三世代(OC) |
| フォボワール | 99.7% | 第三世代(OC) |
低用量ピルの服用と安全日であることから油断をすると、少量の精液でも妊娠する確率はあるため、希望をしない状況であれば避妊具の正しい装着がおすすめです。
コンドーム(避妊具)の装着は性感染症対策効果にも期待できる

避妊具であるコンドームの装着は、妊娠確率を下げられるだけでなく、性感染症対策としても効果に期待ができます。
例えば、クラミジアや淋菌・HIVなどの性感染症(STD)が対象で、コンドームを装着しないと潜伏期間を経て感染する可能性が高まります。
性感染症とは
性感染症(STI; Sexually-transmitted Infections)とは、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒及び淋菌感染症など、性的接触を介して感染する可能性がある感染症を指します。性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚から感染します。オーラルセックス(口腔性交)やアナルセックス(肛門性交)などでも感染します。
厚生労働省「性感染症」
性感染症対策の啓発ツールとして、厚生労働省でもポスターやリーフレットの配布をしており、トラブルを未然に防ぐ対策は注目されています。
安全日の性行為で妊娠確率を下げるのではなく、避妊具であるコンドームを正しく使用することで性感染症対策にもつながるため、男性・女性問わずにトラブルを避ける目的でも使用することが重要です。
妊娠しにくい確率の日は想定できることができても、身体への負担がかかることには変わらないことを理解して、トラブルの少ない性行為ができるようにしましょう。
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